福島市岡部 ”大和庵”

昔々、仕事で県北に向かう際は県道309号線(岡部渡利線)を利用していた。その道路沿いの福島市小鳥の森入口に店を構える老舗”大和庵”。

今回は仕事と孫守りを兼ねおそらく30年ぶりに訪問してみました。入口脇に写っているのは孫娘だが、歴史は繰り返すとでも云うのか孫娘の親、つまり私の娘が幼少の頃に連れて来たことがありました。

メインは各そばとうどんになります。その傍らカツ丼などが680円とかなりリーズナブルな設定となっており、今時これは価値ある価格だと思います。

店内は四人席テーブル×四卓、二~三人席テーブル×三卓、小上がり四人席×三卓。ひっきりなしにお客さんがやって来ます。そして大半はカツ丼を注文しているように見受けられました。画像の孫娘は来客の度にいらっしゃませと愛嬌をふりまく。

カツ重 @800円


カツ重は壁メニューです。カツ丼との違いを尋ねるとそれはサラダの有無でした。着丼し蓋を開ければグリーンピースが昔ながらのカツ丼を彷彿とさせます。味は昨今のカツ丼と異なりまずは甘みが先行、次第にジュワッと沁み込んだタレが口内に広がり実に美味いです。肉に筋っぽさはなくカリッと揚がった衣と甘辛いタレの相乗効果に箸が止まらない。

冷ざるそば @450円


こちらは孫娘のざるそばだが、これもリーズナブルです。孫娘は三歳ながらざるそばが好物というちょっと変わった人間です。サマオクは天丼を注文したのだが画像を撮り忘れました。そのサマオク曰くざるそばも美味しかったようです。


以上のように福島市内の老舗ながら味とコスパはとても優れており、こう言っては何だがカツ丼の某チェーン店で食べるより、味噌汁や漬物が付いて680円となれば”大和庵”の方が勝っていると思います。


福島市岡部字新山1-1 木曜定休