いわき市小名浜、久々の工場夜景撮影

27日(日)、都合により撮影で出歩くのは早朝~午前中に限られており、今年の一月以来ぶりの夜景撮影となる。出発は16:30、現場到着19:00前。よってあちこち散策することは出来ず、被写体は毎度のいわき市小名浜字渚、サミット小名浜エスパワーと決めていた。

この日の排煙は少な目、且つ秋となって空気が済んで見通しが良く、湿度感のある重々しい淀みがなく背景が寂しい印象。この構図での撮影、個人的には下記のタイミングを待ってシャッターを切っている。


1.排煙が風で棚引く様。
2.テールランプの光跡を描くSSの選定。走行する車は一台。
3.ヘッドライトの光跡を除くため、対向車の通過を避ける。


などなど風向きや車両の走行状況などイメージする画像が撮れるまで粘る。

空には上画像のような月が出ており、後の合成も考慮し大きさや位置を変えながら数枚撮っておく。そして下画像のように合成してみるも、先に記したようにすっきりした空気感の背景には違和感が強く残り今回は取り止めにする。


Cinematic Night」~ F11・SS20・ISO250 ~


私的な工場夜景撮影は暗めな露出で撮ることが多い。というのも明るく撮ればプラント建屋自体が白トビを起こしてしまうからだが、この画像のSSは車両通過に合わせた設定で全体的には暗く、後のレタッチで手前側道路などの明度を+補正している。


因みに排煙の良い形状を待ちながら数枚撮るが、今回は風向きが宜しくなく遂には根気負けしプラントに近付き煙突を見上げる。上画像は対岸の堺化学工業堺、昨年だったかプラント中央にあった大きな煙突が撤去されてしまった。


月に撃つ」~ F8・SS30・ISO200・2 Composite Photo ~


排煙の形状を見上げながら撮っていると首が凝って気持ち悪くなるが、「秋の夜の向こう側」と同様にこの日はどうも思い描く状態にならず、矢張り此処でも根負けする。この画像は当初より月との合成をイメージしており、撮影時からモノクロを選択した。


カメラ内のモノクロは質感が宜しくなく、月の画像を合成したのち更にモノクロ加工を行い、各部のコントラストや明暗を調整する。


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