大沼郡金山町 霧幻峡+etc

13日(土)、相変わらずの梅雨空の下、二週間ぶりにこれも相変わらずの只見線撮影に出掛ける。まずは会津川口駅で車両の確認をするが、残念ながら始発便はラッピング列車であった。当日の川霧は箇所毎の違いが顕著であり、例えば大志集落は皆無、霧幻峡周辺は川向が見えないといった状況だった。

まずは大沼郡金山町大字水沼字沢東の第四只見川橋梁俯瞰ポイントを見上げれば、山霧で隠れることなく見通しが良く揚々と向かってみる。ポイントまで私有地の畑を歩くのだが、上画像の白丸部にクマ発見。クマも此方に気付きそそくさと茂みに隠れる。この辺りでは金山町特産のカボチャが植えられており、それを目的としたクマの足跡をよく見る。


という訳でいつものように車両通過前はなかなかの景観になるが、上り始発通過時は下画像の如く。これはこれで良いとは思うが、見慣れた光景はそれ以上の内容を求めてしまう、且つラッピング列車ということもありボツとする。

次便までの間、これまたいつものように大沼郡金山町大字大栗山字雨沼の霧幻峡へ向う。前々より気付いてはいたのだが、雨沼集落ポイントの木々が伸び、折角の景観が損なわれている。此処から広角的にフレーミングすると背景の山々の面積が多くなるが、この日の霧の状態は山々を覆い隠すような状態ではなかった。


「睡い朝」~ F8・SS1/80・ISO200 ~


先述したように広角では手前側の樹木、そして背景の山々を撮り込むようになり望遠で切り取る。霧の状況を確認しながら数枚撮影、その中から霧の状態の良いものを選ぶ。


霧幻峡の渡し」~ F6.3・SS1/320・ISO640 ~


先々週に続き渡し舟を撮ることができた。この日は観光客が乗っていない個人的には好みの状態。併し既に船着場に戻る頃合いであり、多くのカットを撮ることは出来なかった。加えて手前の樹木が邪魔となるが、画的にこれはこれで面白いのでは‥と、upする。


続いて大沼郡三島町大字早戸字下ノ原の第三只見川橋梁、所謂鉄塔俯瞰ポイントへ向う。新緑ないし紅葉の頃に撮ろうと思いつつ、何時の間にか数年経ってました。このポイントへは凹凸や轍、そして泥濘部分など、普通車で行くのはちょっと覚悟が必要と思われる。因みに私はいつも長靴を履き徒歩で向う。


上画像、左赤矢印は国道252号線スノーシェッド、右白矢印二つは旧道よりの定番撮影ポイント。この時期はあまり人が来ないのか、立ち位置は夏草が鬱蒼と蔓延っていた。


山河濃ク」~ F6.3・SS1/250・ISO500 ~


下動画をご覧頂くように07:29頃通過の上り424D、07:40頃通過の下り423Dを撮る。そしてupした画像は後者423D。此処で始発を撮れば川霧があったと想像するが、身体は一つだけなのでこればかりは如何ともし難い。従ってまた次回と課題ばかりが残る。


露出の設定に関し列車天板に白トビ発生、もうちょい絞れば良かった訳だが、輝くものがない自然の景観の中、通過する車両に白トビが生じるか否かは毎度カン頼りでもある。


金山町を後にし大沼郡会津美里町八木沢字七窪の蓋沼森林公園へ向う。会津盆地を俯瞰するいつものポイントより10:10頃通過の上り426Dを撮る。この車両は「山緑濃ク」で撮影した423Dの折り返し便。そして画像の白線上が線路。


夏景色 ①」~ F10・SS1/500・ISO200 ~


夏景色 ②」~ F10・SS1/500・ISO200 ~


秋は黄金色の田園風景となり、今回はそれの構図や使用するレンズの確認。併しながら緑色の景色は爽快で良いです。薄曇りの空模様により尚のこと色合いが綺麗に見える。盆地ということもあり肉眼では気付かないが、靄があってコントラストはあまくなる。太陽が射すとそれが乱反射し色調が落ち着かず、C-PLを使用することもあるが却って逆効果となる場合あり。コントラストに関しては全体の色合いも含め後のレタッチで補正を行う。


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