年老いた 母の目となり 足となり

昨夏、四か月の入院を終え退院、その後は自宅介護となった母。入院の前までミシンを踏んだり裁縫をしたり、洗濯や風呂など普通の生活を送っていたのだが、手術にあたり医師から歩行は困難になると云われていた。

現在一人で起き上がることは出来ずベットで過ごす時間が多い。それでも朝昼晩の食事と10:00、15:00のおやつには車椅子に乗せ、更に陽気が良ければ一時間ほど散歩に出掛ける。リハビリを行い歩行器を使えば僅かながら歩けるようになったが、自立するにはまだまだ時間が掛かりそうだ。


仕事で外回りをする際や日曜朝の撮影などはサマオクに面倒を見てもらい、その他は殆ど私がそれらの世話をしている。退院から四か月半が過ぎ、思うことはただただ長生きして欲しいということだ。確かに世話をするのは大変、且つ自宅周囲と介護テーブルの狭い世界となってしまった母であるが、これからの余生は楽しく幸せであって欲しいと願う。