奥会津、梅雨の晴れ間の鉄撮り行脚

27日(土)、数日寒い日が続いたものの、気温が上がりそうな週末の予報に川霧を求め奥会津に行く。柳津町の只見川には川霧が立ち期待が膨らむも、国道252号線を南下すれば次第に薄くなる。いつもならその発生率が高い霧幻峡周辺も然程ではなく、第四只見川橋梁から大志集落に至っては皆無だった。

そんな中、大沼郡三島町大字早戸字下ノ原の第三只見川橋梁は比較的に霧が残り、此処で始発便を撮ることにした。実は二週間前にも撮ったがイマイチな結果となり、そのリベンジでもある。当初は横構図と考えていたが、車両通過が近付くに連れ川霧は次第に山霧へと変貌、その様をフレーミング出来る縦構図に変更した。


峡谷渡ル」~ F10・SS1/125・ISO320 ~


車両は05:56頃通過上り422D。刻々と移ろう背景の山霧、車両通過時は景観が宜しくなく、通過前に撮った画像とのレイヤー合成を行うが、このような撮影は状態の良い車両通過前後の景観も撮っておく。


滝などの水流と同様、霧もその色調を考慮した補正を行う。基本的には彩度とコントラストの-補正だが、周囲との頃合いを確認しながら修正する。


続いて大沼郡三島町大字早戸字湯ノ平の霧幻峡。川霧は既に消えかかり、今回は舟着き場には行かず此処から撮影。


静 流」~ F11・SS1/80・ISO200 ~


何度もupしているように背景の山々が隠れてしまうように立つ川霧だが、今回は今季初ということもあり暫定的にup、この先良い川霧の様子が撮れたら再度upする。現像は「峡谷渡ル」と同じく彩度やコントラストの補正を行う。


二便目の撮影は大沼郡三島町大字名入字上居平の第二只見川橋梁とした。準備中は程良い川霧の景観だが、次第に霧は流れ太陽が顔を出し逆光となる。車両は07:27頃通過の下り423D、撮るには撮ったが結果はボツ。立ち位置を第二野沢街道踏切り側に移動する。


梅雨晴間 ①」~ F14・SS1/160・ISO200 ~


車両は先の423Dから約11分後に通過する上り424D。構図を横か縦かで迷う。悩んだ理由は右の樹木をフレーミングするなら縦、紫陽花なら横といった塩梅だが、その紫陽花が白色で見栄えしないなどと思案している内に警報機が鳴ってしまった。結果的に色調が乏しい内容となった次第だが、もしかしたらモノクロの方が良いかも知れない。


今日のタイトル通り梅雨の晴れ間のジリジリした太陽は肌を刺すように暑く、08:00前には帰路に着くも河沼郡柳津町大字細八字大巻甲、第二旧柳津街道踏切り周辺で「梅雨晴間 ①」の424Dを再度撮影。因みに車を降り数十秒での機材設置なので動画は無い。


「梅雨晴間 ②」~ F13・SS1/200・ISO200 ~


車両は08:02頃通過。途中、只見川を離れ山間の滝谷駅を迂回するのだが、区間によっては車の方が早かったりする。稲が徐々に生長しその鮮やかな緑が目に眩しく、これからは田んぼとのコラボが多くなるだろう。現像は稲と空の色合い調整に加え、全体のコントラストをやや+補正する。


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