只見川、今季の川霧は終わりが近いのか‥

23日(日)、早朝より撮影に向かうが、いつもならはっきりしない遠くの街の灯りが湿度が低いからかくっきり見え、この日は季節の移ろいを肌で感じた。そしてこうなると今年の川霧はそろそろ終わりに近付いてきているようだ。


実際、只見川沿いの国道252号線を大志集落まで下ってみれば、夜明け前時点での川霧発生はほぼ皆無であり何処で撮るか思案するが、そう言えば以前、滝谷川橋梁付近を伐採したと聞いており向かってみる。

河沼郡柳津町大字郷戸字居平丁の滝谷川橋梁、個人的には撮ることが少ない撮影ポイントだった。というのも県道32号線からの撮影の場合、画的にあまり好みではない内容となってしまうからだが、伐採されたことによりやや正面、且つ縦構図でも撮れるようになったと思う。聞けば只見線撮影の一環としての伐採のようだが、個人的には伐採して欲しい場所はこの他にも沢山ある。


深谷ヲ行ク」~ F10・SS1/125・ISO320 ~


こうして見るととても山深い峡谷に掛かる橋梁のようだ。実際各只見川橋梁と比べ高さがあり、見てる方が怖さを感じる位だ。車両は06:06頃通過の上り始発422D、通過前までは山霧が程良く残っていたが次第に流れてしまった。


構図について特徴や表情のある空は大々的にフレーミングするが、今回は特に特徴はないので緑一色の構成から息抜き的に僅かに撮り込んでみた。さてこの山深さ、紅葉時期になるとどうなるかその頃にまた来てみたいと思う。


次に大沼郡会津美里町米田字新田屋敷乙の桧ノ目踏切り周辺に行ってみる。今月初めの大雨で通行止めとなっていた会津パールラインは通行可能となっており、滝谷川橋梁で撮影した422Dに間に合った。


暮夏の朝」~ F10・SS1/320・ISO200 ~


因みに通過時間は06:55頃。間に合ったとはいえ三脚を用意する時間はなく手持ち撮影、よって動画の撮影もなし。気になったのは画像中央の線路沿いにあるビニールで覆われた一帯で、レタッチの際に補正を行った。また肉眼では分かり辛いが東の空にはまだ赤味が残っており、同じくレタッチでその赤味をやや強調する。


同じ場所にて08:09頃通過の下り425Dを待つ。かなり引いた実験的構図としてみたが、これはちょっと失敗というか考察不足のようだ。尚この便は動画撮影を行う。

続いてやや場所を移動、大沼郡会津美里町米田伍姓部で08:29頃通過の上り424Dを待つ。この時間になっても太陽は雲の隠れ姿を現さないものの、その分やや霞掛かったような見通しになっている。


秋暑の候」~ F14・SS1/400・ISO200 ~


動画では左側に軽トラが写っているが、「暮夏の朝」と同様に消去し空の赤味をやや強調する。更に霞掛かって見通しが宜しくないため、コントラストの調整と明暗補正を行う。


さて三ヶ月ほど続いた川霧と只見線の撮影、次は田んぼの色付きと紅葉を待つようになるようです。とはいえ台風前後など湿度が高くなれば川霧の発生は大いにあると思う。


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