半年振り、相馬で曇り空の海撮影

21日(月)、曇りとは知りながら三月以来振りに海=相馬へ行く。曇りなら曇りで特徴のある雲なら何とかなるだろうという安易な考えだったりする。

まずは相馬市尾浜字松川、鵜ノ尾埼灯台があるカゲスカ海岸へ行く。上の二画像は明るくなってから撮ったものだが、予報通りの曇り空で太陽が顔を出すことはなかった。釣りとサーフィンに来た人達の車が停まっているが、これだけの数は初めて見た。


「蒼い刻」~ F8・SS4・ISO200 ~


雲は夜明け前にうろこ状の様相を見せ、縦構図でフレーミングする。撮影は灯台の写り込みや寄せる波のタイミングを見ながらシャッターを切る。日が登る前なので色温度が高い色調となり、その色合いに影響しないようにコントラストや明暗の補正を行う。


海の人がゐた」~ F6.3・SS1/40・ISO640 ~


明るくなるとサーファーが集まり出し、三脚からカメラを外し手持ち撮影で何枚か撮るもイメージする人物配置にならずそんな中から一枚をup。露出データからお分かりのようにまだ暗さが残る環境であり、このSSでは人物がややぶれていることに気付く。現像は全体の色合いが宜しくなくモノクロを選択、コントラストや明暗の補正を部分毎に行う。


カゲスカ海岸から相馬市岩子字中島の文字島方面へ向かう。車窓から上空の赤味に気付き急遽三脚を立てるが、東の空が赤くなったのはこの時だけだった。


「けふの空は薄紅色らし」~ F11・SS1/50・ISO200 ~


構図や露出にどうこうといったものはなく、当たり前のように撮る。今回は朝の海撮影なので各種フィルターを使うようになると思いきや、upした三枚に至っては装着していない。現像は色調を調整、海面をややアンダー補正する。


此方は震災後の撮影ポイントであった相馬市岩子字長谷地。護岸工事が始まり以前の景観は消え去り相馬に来る度ロケハンを行っている。

相馬市尾浜大洲、大洲松川ラインからから松川浦を眺める。西の空はやや焼けており次回の構想が色々と頭を巡る。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。