いわき市久之浜町、弁天島で長露光撮影

11日(日)、元日の日の出撮影以来、久々にいわき市久之浜町田之網字横内の弁天島へ行く。以前は頻繁に撮影を行っていたのだが、四年前に台風で鳥居が壊れ、新たに建立されたもののその位置が変わってからは足が遠のいていた。加えて護岸及び弁天島へ渡る橋の工事で立ち入り禁止になっていたりと、車を停めゆっくり撮影する環境ではなかった。

先に記した護岸工事で誕生した堤防の上から撮っているのだが、距離があり画作りが上手く行かず、暗い時間帯、且つ風が吹くので画像右の照明が点いている歩道橋へ向かう。

歩道橋の上から眺める。元の鳥居は赤丸部に建っており画作りし易い構図だった。と、その前に蟹洗海岸方面に続く歩道橋のトンネル撮る。実はこのトンネル、毎度見る度に夜は異質な雰囲気というか、子供の頃に放送されていたタイムトンネルを彷彿させる。


異質な空間」~ F10・SS1.6・ISO200 ~


撮影に関しては特に面倒なことを行っておらず、タイトル通り異質な明暗、色調を表現する構図及び露出で撮る。空が明るくなったのでトンネル出口の様子が写ってしまい、アンダー補正並びに彩度を-補正する。


トンネル撮影後、歩道橋から弁天島を撮り海岸に降りる。鳥居の建つ位置が変わってからはこの立ち位置がベストだろうか、機材をセットしていると雲間から陽射しが零れ間髪を入れずに撮り続ける。


神在ル島 ①」~ F8・SS2・ISO100・C-PL+ND100 ~


神在ル島 ②」~ F8・SS15・ISO200・C-PL+ND100 ~


①と②は撮影時間が前後している。①は海岸で06:30、②は歩道橋上から06:03に撮った。台風一過の朝、高波を期待して訪れた訳だが、風は吹くも干潮に近い時間でもあり思い描くような波は来ない。撮影はC-PLで海面の反射をコントロール、更にND100で波の形状を構成する。久々の長露光による波の撮影、押しては返すタイミングの計り方を忘れてしまったのかイメージ通りに行かない。


①②の何れも島のコントラストを+補正し存在感を強調する。②は色温度が高いため色調を補正する。強い潮風が吹くとレンズ並びフィルターが汚れ、カメラ自体がベトついてくる。更に私は自分で清掃するがレンズ交換時センサーに付着すると面倒なことになる。


さてこの日は直接弁天島を目的としたので行き帰りとも県道41号線、小野四ツ倉線を使うが、昨年秋の台風で夏井川が氾濫、現在も大型車は通行止めとなっている区間がある。その夏井川と同様にこの県道には磐越東線が沿っており、帰りの道すがら二便撮る。

上画像、いわき市川前町川前字棚木、09:05頃通過の上り724D。下画像、いわき市川前町下桶売字五味沢の第二湯沢川橋梁、09:18頃通過の下り731D。何れも初めてなので一応撮るには撮ったという内容で、今後色々と下調べを行い撮影に臨みたい。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。