只見線郷戸駅と赤城神社

18日(日)、一昨日の金曜日、桜の様子を確認した河沼郡柳津町柳津宮ノ下丙の郷戸駅へ行く。郷戸駅には桜が三本程ありなかなかの風情があるのだが、列車と絡めるとなると構図が難しい。加えて今年は花数が少なく閑散としている。

昨年は04/25頃で満開であったが、今年はこの状態で散り始めとなる。地元の方に聞けば四月になって雪が降ったりと寒さが続き、花付きが悪いのだろうとのことだった。という訳で立ち位置を色々と悩むも下画像、始発の上り便を正面からフレーミングする。


浅春の無人駅」~ F9・SS1/160・ISO800 ~


車両は同駅06:17発の上り422D。桜の寂しさもあって浅春という言葉が頭に浮かび、寒々とした無人駅の様を具象化しようと試みる。ホームに人が居れば尚のこと良いかもだが、こればかりは如何ともし難い。


現用のキハE120の前照灯は中央に二つ並び、暗さが残る環境に於いて正面から撮ると灯球となってっしまう。角度をちょっとでも変えれば解消するが、今回は薄っすら残る朝モヤに投影したような内容になった。


422D撮影後、会津中川の桜は如何なものかと行ってみたが、郷戸駅の桜同様に閑散とした景観であり、近付いて確認した訳ではないがもしかすると咲き始めなのかも知れない。


さて郷戸駅に来た理由はもう一つあり、それは先週訪れた赤城神社での撮り直しだ。今回はその際の反省点を踏まえ、SS1/200と決め露出をISOと絞りで調整する。とはいえISOをあまり上げたくない、絞りは開けたくないと暗めに撮って後の補正を念頭に置く。

この画像は郷戸駅07:52発の上り424D。線路沿いの標識が隠れるフレーミングを行ったところ線路側に寄り過ぎ、車両後部が杉木立に隠れてしまった。つまりはボツということだが、約一時間後の下り便、そしてそれから30分後の上り便をこの林の中で待つことにした。


すると背後の社から何らかの気配を感じるようになり、暫くするとガサガサと音が聞こえ始めた。と、突然猛禽類とは異なる見たこともない大きな灰褐色の鳥が飛び出し、もしかして神の化身か‥などと唐突のないことを考えたりする w


静寂ヲ尽ク ①」~ F7.1・SS1/200・ISO800 ~


静寂ヲ尽ク ②」~ F5・SS1/200・ISO800 ~


①は09:31発の上り426D、②は08:50発の下り425D。①と②は先述したように時系列が前後しています。ポイントは何処にピントを合わせるかだが①は中央やや左の太い杉、②は鳥居。こうなるとどうしても絞りが甘く列車の描写は宜しくない。更にSSは最低でも1/250は必要となり、行き当たる所は高感度に優れたカメラを使うという結論に達します。因みにニコンなので輝度差の解消目的でアクティブD-ライティングを”より強め”に設定しています。


さて余談だが郷戸駅の住所、Wikで調べると河沼郡柳津町大字郷戸字百苅丙と明記される。併しグーグルマップなどでこの一帯は河沼郡柳津町大字柳津字宮ノ下丙となり、果たしてどちらが本当なのだろうか。取り敢えずは地図に明記される住所を暫定的に用いるが、機会があったら地元の方に聴いてみるか。


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