褪せ行く紅葉、立冬の奥会津

07日(日)、立冬となりました。時候の挨拶も冬、一層日が短くなり寒さが募ります。併しながら小春日和といった気持ちが温もるような日もあり、そんな寒暖織り成す季節となってきた。季節は冬だが奥会津の紅葉は今頃が良い‥と、いうことで今日も早朝より出向く。

とはいえ先述したように奥会津近辺、始発便の時間帯は暗く動く状態を撮ることは難しい。拠って大沼郡三島町大字早戸字小沢巻、早戸駅にて05:51発の上り422Dを待つ。昨秋も撮ったのだがその際の露出はF10・SS13・ISO200。明るくなり過ぎた感があり、今回は暗くとって補正との試みであったものの、結果として暗過ぎました。それにしてもキハ40と異なりキハE120の前照灯は中央に二つ、正面から捉えるとこれが思った以上に明るい。


始発便を撮り終えると徐々に明るくなり、見渡せば先週以上に山霧が濃い。次便は第四只見川橋梁俯瞰を予定し現場に向かうも、完全なホワイトアウトとなっている。20分ほど様子を窺うが改善せず、近くの下大牧集落俯瞰ポイントへ向かえば此処も同じだった。

次便の時間が近付き山を下り、確か春頃だったか伐採された大沼郡金山町大字水沼字沢西の新たな第四只見川橋梁撮影ポイントへ向かう。場所は水沼公園からスノーシェッドへの入り口付近となり、此処での撮影は初めてとなる。


冬隣り」~ F10・SS1/160・ISO200 ~


車両は07:17頃通過の上り424Dと07:56頃通過の下り423D。upした画像は424D、↓動画は423D。定番の水沼橋からの眺めと異なり、橋梁右側のレール上に車両を置くことも良いかも知れないなどなど、新しい眺めは色々な構想が頭に浮かびます。


秋から冬、会津盆地では早朝霧が発生する。まだ暗い内にその周辺を通過するのだが、先週も今日も前が見えない程だ。そして奥会津では先に書いた山霧が立ち、夏の川霧と同様に見下ろせば全てを遮る。川霧と比べると山霧の動きは遅く、これからはこの山霧と相俟って、厚い雪雲に覆われた雪国特有の景観になって行くのだろう。


次便は大沼郡三島町大字桧原字下三平からの第一只見川橋梁、通称船着き場とした。途中の第三只見線橋梁、スノーシェッド内からのポイントなどは多くの人出で賑わいとなっていた。


さて昨年の立冬も同じく此処で撮った。その際は適度に陽が陰りそして風もなく見事な写り込みとなったのだが、今年は陽射しが強く思い描く景観にはならない。従って写り込み重視でい構成を試みる。車両は09:01頃通過の下り425D、09:19頃通過の上り426D。


小春日峡谷」~ F10・SS1/250・ISO200 ~


やや構図を変えながら上下二便を撮り後者の426Dをupする。画像左の枝、実は景観がイマイチの際に前置きとして活用することがある。この日は橋梁左側の山と同様に陽が射し、ハッとするような色彩を見せる。やや霞みがかったような景観、且つ橋梁と列車は日陰となるためコントラストを適度に+補正し、全体の明暗と色合いを整える。


余談となるが第四只見川橋梁での撮影時、埼玉の方と只見線の撮影ポイントの話しになり、いつもあるブログを参考にしているとのことで、スマホでそのブログを見せてもらえば何とそれは「風に語りて - Talk to the Wind -」だった。話しの流れの中で実は私のブログ‥というのもおこがましく、もしかしてこの記事で気付かれてしまうだろうなぁ‥。


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