冬の只見線は難多し

27日(日)、一昨日に続き只見線撮影に出向く。雪は降ってないので雪景色には期待せず、あまり撮ったことがない場所をロケハン的に回る予定。

最初に先月も撮った、大沼郡金山町大字中川字中町で05:39頃通過の上り始発422Dを撮る。三月が間近とはいえ矢張りまだまだ暗いです。露光データはF2.8、SS1/80、ISO1600だが来月中旬辺りにならないとダメかと思う。下画像、422D撮影後、三日月が昇ってきました。

続いて大沼郡金山町大字水沼の国道252号線沿いで撮影する。上画像の白矢印は細越橋梁。下画像の赤矢印は早戸駅。紫の早戸大橋の下奥側は新しい霧幻峡の舟着き場。様子見だろうか郷土写真家の星賢孝氏が軽トラに乗って来ており、面白い話しを色々伺いました。


氷融けさては時ぞと思うあやにく ①」~ F10・SS1/320・ISO400 ~


氷融けさては時ぞと思うあやにく ②」~ F10・SS1/320・ISO250 ~


車両は①は07:24頃通過の上り424D、②は07:49頃通過の下り423D。①は背景の樹木に積雪があれば言うことなしだが、色彩感が宜しくないのでモノクロとしました。②の早戸大橋をフレームアウトすると車両上部も切れる可能性があり、僅かに橋の存在を残す構図とした。


因みにこの国道252号線、三島町から金山町に入ると舗装に溝を切り、車が走行すると”カントリーロード”が流れる約300mの奥会津シンフォニーロードとなります。私が子供の頃はあちこちにあったと記憶しているが、今では珍しいのかお目に‥いや、お耳にかかれない。尚↓動画では列車通過の前にタイミングよく車が走行しました。


次は大沼郡三島町大字名入の第二只見川橋梁周辺に向かう。 赤矢印が第二只見川橋梁、撮影するのは白矢印方向の山野。到着時は陽が射し良い感じだったが、次第に曇ってしまった。車両は09:05頃通過の下り425Dと09:17頃通過の上り426D。upするのは後者の426D。


「今朝ヲ行ク」~ F10・SS1/320・ISO400 ~


此処で撮影は春先までか、その後は茂る葉々に隠れてしまう。視力が弱い私は肉眼だと分からないが、いざ撮ってみると電線がかなりあることに気付く。とはいえこのような内容なら私的には然して気にならない。それ以上に気になるのは画像面積の半分を占める黒いスギ林の存在と雪原の対比。この先雪景色はワンチャンスあるだろうか、叶わなければ緑に覆われる前の新緑の頃にまた撮りたいところだが、取り合えず今回はモノクロでupすることにする。


因みに画像の右に見えるのはみやしたアーチ三兄弟の三男、国道252号線新宮下橋になり、積雪で見辛いが列車の後ろ左上がりの道は、三兄弟の二男宮下橋へ続く県道237号線(小栗山宮下線)だ。また積雪の一帯は田園となっており、第二只見川橋梁下り側正面を望める。


因みに画像の右に見えるのはみやしたアーチ三兄弟の三男、国道252号線新宮下橋になり、積雪で見辛いが列車の後ろ左上がりの道は、三兄弟の二男宮下橋へ続く県道237号線(小栗山宮下線)だ。また積雪の一帯は田園となっており、第二只見川橋梁下り側正面を望める。


奥会津から会津美里町へ向かえば、根岸駅の待合室には乗車するご婦人が一人。そして間も無く先ほど撮った426Dが到着した。午後からの撮影をどうするかこの待合室に腰掛け考えていると、何やら疲れが出たのか撮る気力も失せ帰路に着く。


帰宅後PCに只見線運行情報のメールが届く。内容は会津川口で発生した停電により午後の運行を見合わせるとのことに、大雪に土砂崩れ、そして線路への倒木や停電と冬の只見線は難多しの様相を見せ、返す返す自然の厳しさと利用者の心境を思う。


さてさて今回は三枚のうち二枚がモノクロとなりました。その理由は文中でも触れたように色彩感というか、冬ざれの山々の色合いが宜しくない。樹木に雪が積もっていれば良いとは思うが、手っ取り早く短絡的なモノクロの選択は果たして如何なものだろうか‥。


@写真タイトルをクリックするとフォト蔵の大きい画像(別タブ)が開きます。