柳津町、久保田の棚田で夕景撮影

15日(日)、05/06に行った際は水が入っていなかった河沼郡柳津町大字久保田字下居平甲の久保田の棚田、そろそろ良い頃ではないかと出掛けた。夕暮れまでは時間があり、棚田へ向かう前に大沼郡会津美里町鶴野辺字桧ノ目にて只見線を撮ってみる。

場所は矢印の根岸駅と桧ノ目踏切間の田園。実のところこの時間帯にこの場所で撮ったことがなく、水田への写り込みにするか夕陽にするかの考えがまとまらず、線路を挟んで眺めてみる。その結果、風が強く写り込みにはならないと判断し西側に向かって立つことにした。


晩 春」~ F10・SS1/400・ISO250 ~


車両は16:53頃通過の上り430D。夕陽とはいえこの時期の太陽はまだまだ高いです。よって逆光をイメージしていたのだが、次第に雲間に薄っすらと姿を残す太陽へと変わって行きました。太陽との位置関係から列車を何処に置くか、凡そ右・中央・左と撮ってみて左に置いた画像がしっくりきました。因みに列車の進行方向は左です。


タイトルを付けるにつき晩春の時期を調べてみました。すると春の終わりだけではなく春の始まりからの長い期間、四月初めから五月初めを指しているようです。


会津美里町から会津パールラインにて柳津町に向かいます。途中から久保田地区に行ける道があるのだが、未だ通行したことがなく無難に滝谷駅経由としました。棚田に水が入り昔ながらの景観が広がるも矢印部の田んぼには水がなく、その辺りを除いたフレーミングとします。

上画像の矢印部、以前は舗装されていなかったと思います。そしてその頃あった簡易トイレは無くなっていました。到着時は農家の方々が作業していたけど次第に帰り始めました。そんな田園風景の中で日没を待つ。風は次第に涼しさを通り越し寒くなってきた。周囲が暗くなるに連れ蛙の合唱は益々賑やかになり、それは空まで届くような勢いとなりました。


蛙がゴロゴロ鳴いてゐた」~ F10・SS1/6・ISO200・HALF ND8 ~


先述したように左側の田んぼを構図内から省いたため画角が狭くなり、空の撮り込み量が少なったものの却ってこれが好都合でした。というのも先の「晩 春」と同様に夕景を撮るにはあまり適さない空模様というのか、此処では上空の厚い雲を除くつもりでした。


この日の日没は18:40頃、画像の撮影時間は18:45。写真的に日没後30分は待てと云われるが大きな変化はないまま暗くなり、背後の山々にガサゴソと動物の気配を感じ撤収しました。棚田内の道路はご覧のような塩梅なので、暗くなると道端が分かり辛くなります。特にカーブではそれが顕著となり、運転に自信のない方は明るい内に降りた方が良いと思います。


@写真タイトルをクリックするとフォト蔵の大きい画像(別タブ)が開きます。