接点復活剤と各メディアの速度

今回も外付けHDD関連の小ネタです。仕事用PCやノートPC用に2.5インチ外付けHDDを二台使っていましたが、メインPCでも容量の大きなデータ移動を行うため買い足しました。

①と②が現在使用中のもので、①は以前の記事「PC不良の原因を探るのは面倒です」に於いて買い直したケースです。今回購入したケースは③になり②と同じものです。②と同様に購入先は「Yahoo! ショッピング」だが、送料込みで774円とは頗るコスパ良しです。

到着後、早速データの移動を行ったところイライラするほどに激遅です。体感的にUSB2.0のような速度感に、コンピュータで確認すると赤丸のようなことになっていました。


②ではこれまで不具合が起きなかったのに、HDDの交換やUSBケーブルの挿し方などを検証したところ、ケーブルをPC側とケース側に入れ替えると解消されました。

どうやらこれはケーブルの不具合かも知れず、試しに「接点復活材」を使ってみました。筆式になっており、オーディオのガリ音発生の際のプラグやスイッチ、携帯なら充電プラグ、そして今回のPCであればUSB端子や各コネクタなどに塗ります。

さて結果はどうなったかですが、USB端子のオスメス両方に塗り、何度か抜き差しをすると画像のように正常動作となり、原因は端子の汚れだったのかも知れません。

という訳で今更だが先述したデータ移動の速度が気になり、「CrystalDiskMark」を数年ぶりに起動し各メディアの速度を計ってみました。まずは仕事用PCのシステムドライブですが、通常価格帯のSSDとしてはそれこそ通常といったところか。

これは③の速度です。5.400回転ということもあるが、HDDはどうしても速度は遅いです。昔はこれが普通だったのだが、速さに慣れてしまった今となってはもどかしさが残ります。

続いては左からSDカード、USBメモリ2.0、USBメモリ3.0です。何れも一般的なものとなり、返す返す昔はSDカードやUSBメモリ2.0の利便性や速さに驚いたものです。

SDカード

USBメモリ2.0

USBメモリ3.0


こうして見るとSDカードやUSBメモリ2.0が改めてこんなに遅かったのかと気付きます。反対にUSB3.0は2.0の凡そ10倍と云われるようにだいぶ速いが、USBメモリは何れも書き込み速度がかなり遅いです。所でデジカメの話しになるが、画素数によって異なるもののRAWデータの容量は凡そ50MB程です。となるとこのSDカードの場合、一枚のRAWデータを読み込むのに二秒かかることになります。


併しRAWデータを読み取る度に二秒かかるということではなく、一度読み取ったデータはキャシュに保存されるので、そのキャッシュを消去しなければ二度目からは直ぐに見れます。

最後に使う方が多いと思われるUSB3.0のカードリーダーにて、今回のSDカードを使うとどうなるかを行ってみました。

結果は凡そ4.5倍といったところでしょうか。個人的にこんなに変わるとは思っていなかったのだが、可能ならUSB3.0のカードリーダーを使った方が良さそうな感じです。


因みに外付けHDD③を計測する際、①と②は接点復活剤の塗布前後を計測してみたのだが、塗布後の方がやや速い結果となり、時々塗ると効果があるのかも知れません。