会津若松市河東町 ”古川農園”

一年ぶりに期待を高めながら開店前の列に並ぶ。私は二番目だが既に25人程が並んでいるだろうか、以前に増しその人気ぶりが凄い。併しながら行列があっても真夏の暑い時などでも開店時間を早めることがなく、この辺りはちょっとでも改善を希望したい。

メニューは醤油と味噌のシンプルな内容。噛み応えとモチモチ感が強い手打ち麺もあるのだが、味覚的に特筆することはなく、個人的にはレギュラー麺で十分だ。

店内は四人席テーブル×七卓、六人席テーブル×一卓、小上がり四人席×二卓。カウンター席が設けられておらず、混雑時に一人での入店は気が引ける。

肉そば @850円+大盛り @100円


インパクトのあるビジュアルは喜多方坂内食堂の肉そばそのもの。鶏ガラと野菜の甘味からなるあっさり、且つ旨味のあるスープを思い出しながら一口啜ればあっさりし過ぎというのか、旨味も何も感じない。例えると坂内ラーメンと同様に単に塩の味しかしない。舌がおかしいのかと食べ続けても終始その味覚に変わりは無かった。


”古川農園”は五度目となるが、帰宅後にブログを読み返してみればどうやら味にバラツキがあるようだ。舌が慣れてしまったと云われればそれまでだが、初めて食べた際に記憶したあっさり感とコクのバランスが伴っていない。

バラ肉チャーシューは変わることなく程よい柔らかさでしっかり味が染み込んでおり、その味でスープを飲み麺を食べるといった塩梅。太めのややちぢれ麺はコシがあり食感も良いのだが、返す返すスープが残念な結果となった。


食べ終えて店を出ると、駐車場に入り切れない車が国道に数台列を成す。14:30頃に店舗前を通ると既に店仕舞い。これだけの人気がありながら、私のような素人でも味のバラツキに気付くことってどうなんだろう‥と、考えてみたりする。


会津若松市河東町倉橋字鏡山21 水曜定休