昨年八月以来、三度目の訪問。その八月には旧店舗での営業が終わり、九月に現住所へ移転した。この新店舗は30年ほど前もラーメン店であったが、その後は空き家となり内外装ともリニューアルされていた。

メニューは醤油ラーメンともつ煮、そして餃子と至ってシンプル。一年前と異なりラーメンと餃子のセットメニューが無くなり、各々100円の値上がりとなっていた。

先に書いたようにリニューアルされた店内は明るく広々としている。客席はテーブル四人席×二卓、小上がり四人席×三卓、カウンター五席。旧店舗と同様に厨房前に壁メニューを掲げてある。

餃子とラーメンの特色が明記された案内。その内容は一年前と変わりないように思う。初めてこの店でラーメンを食べた際。相馬山形屋商店の本醸造特選醤油で作られるスープが
美味かったのだが、果たして今回は如何なものだろうか‥。

ラーメン 大盛り ＠750円

麺を綺麗に折り畳んだ盛り付けに丁寧さを感じるビジュアル。スープは色濃く、特選醤油のコクやキレを期待するのだが、先に書いた始めて食べた際の奥深さは感じられなかった。具材は厚めのナルトにシナチク、そして玉子に海苔と基本を抑えた内容。季節的にネギは固めだが、大きくカットされた食感がこれはこれで良いです。そしてホロホロと崩れるチャーシューは美味であります。

喜多方の製麺所から取り寄せる麺。細打ち平チヂレのピロピロ感はどちらかいえば白河ラーメンのそれを連想してしまうが、やや柔らかめの茹で加減は個人的にマストです。

餃子 ＠450円

モチモチした皮と大きさは良いのだが、ニンニクが効いておりません。個人的に餃子はニンニクが効いてなんぼでありちょっと残念。そしてそれはラーメンのスープと同じく、味に統一性がないのかニンニクが効いていることもあり良し悪しの判断が付かない。

味の統一性のなさ、美味い方に進化しているのであれば結構なことだが、それ以外は頂けないというか、次第に足が遠のくようになってしまう。

田村市船引町字鎧ヶ池1-1 月曜定休