只見線 キハE120試験走行車

27日(金)、先日の記事「2020 JR只見線冬季時刻表」で触れたように、来春より只見線を走るキハ40はE120に変更される。付いてはその試験走行車を見に行く。

昼前の会津川口駅。車両は12:32発の上り428D。学校が冬休みとなり二両編成かと思っていたが、ラッピング列車を真ん中に配した三両編成となっていた。この時点で試験走行車の姿は見えず、おそらく会津宮下駅で列車交換を行うのだろう。それにしても年末、こんなに雪のない奥会津を見るのは初めてのことかも知れない。

雪がないので大沼郡金山町大字水沼字沢東、第四只見川橋梁俯瞰ポイントも車で来ることが可能だった。此処で試験走行車を待っても良いのだが、風雪共に強く傘は飛ばされ機材はびしょ濡れとなり、先ほど会津川口駅に停車していた428Dを撮影し山を下りる。


風雪烟ル」~ F8・SS1/125・ISO320 ~


車両通過は12:41頃。枯れて殺風景な山々ながら雪にマスクされ、この時期としては背景を多めに撮り込む。タイトルを風雪としたが、風が強く雪の降る様が上手く捉えられなかった。現像は実際の色合いが良かったのか色調の補正は行わず、コントラストの調整と明度をやや+補正するに留まる。


風雪は収まらず大沼郡三島町大字早戸字下ノ原、国道252号線のスノーシェッド内から第三只見川橋梁を通過する試験走行車を撮ることにする。その風雪は上画像のように良い感じの景観となるも、次第に見通しが改善されてしまった。


第三只見川橋梁とE120」~ F8・SS1/100・ISO640 ~


通過時刻は14:28頃、上りなので左が進行方向。気の利いたタイトルが浮かばず見たままとなりました。降雪が自然のソフトフィルターとなり面白い効果となった。その効果にボカシ加工を施し、更にふんわりとした景観にする。車両周辺のコントラスト、全体の明暗及び色合いを調整する。


こちらは約10分後、14:37頃通過の定期便となる下り427D。この10分の差で天候はかなり改善されている。因みに今回は悪天候のため動画が撮れなかったのが残念。


さてキハ40とE120、当然ながら奥会津にマッチするのは前者。とはいえこれは長い年月の見慣れたせいもあるのだろうか。つまりこの先も要は慣れだとは思うが、何れにせよあちこちでキハ談義が聞こえて来そうだ。


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