紫波烟る弁天島

01日(水)、初日の出撮影でいわき市久之浜町田之網字横内へ行く。此処から初日の出を撮るのは初めてのことであり、まだまだ暗い内からの賑わいに驚く。

目的は上画像、遠くに見える赤丸部の弁天島。数年前に鳥居の位置が変わったため。今回は遠景で作画するイメージを持っていた。初日の出は初めてだが、「13/01/02」に日の出を撮っており、その際の経験で太陽は鳥居付近に昇るものだとスタンバイしたのだが、随分と左側からの日の出になる。私は天文に詳しくないのだが、数年経っても同月同日の日の出や日の入りは同じ場所だと思っていた。

そんな訳で急遽テトラポッド越しの日の出を撮るも、全くモノになりません。震災以降、この海岸はテトラポッドが多数置かれ、日の出を撮るにはちょっと向かないのかも知れない‥と、言い訳がましい年明けとなってしまった。


仄 海」~ F8・SS6・ISO100・C-PL+ND4 ~


こちらは弁天島をフレーミングした日の出前の画像。満潮まではまだ二時間ほどあるが、風が吹き潮位が高く良い感じの波が押し寄せていた。その寄せる波の様子を目視しながら数枚撮影、背景、色合い、波の形状の良いものを選択。


この日の往来は県道41号線、小野四倉線を使う。一部大型車通行止めなど台風19号の爪痕が今も残り、明るくなってからの帰路はおそらくこの数日のことだと思うが路上に崩落する岩々などに加え、川に面した道路の崩落が多箇所目に付く。


画像はいわき市川前町川前字沖流の夏井川。数年前も撮影を行ったが鍋淵と明記されているが、その由来などググってもヒットせず詳しいことは全く不明。


「冬 旱」~ F8・SS1/6・ISO200・C-PL+ND8 ~


先述したように以前も撮ったのだが、目を惹く景観ながらファインダー越しになるとフレーミングが難しい。正面からだと水量が少なく、立ち位置が限られた側面から画作りを行う。殺風景な冬の景観であり周囲が目立ぬよう暗めの露出で撮影、後のレタッチで中央の明度を+するなどの補正を行う。


さて昨年末の只見線撮影で腰を痛め未だ治らず。従って今年の日の出撮影は車から降りて直ぐの場所を選んだ次第だが、現在のところ寝込むようなことはないけれど、これから益々寒くなる季節だというのに回復の兆しが見えず困ったものだ。


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