今年初、大志集落包む川霧を眺む


05日(日)、天気予報、特に雨や温度を考慮し、この日も早朝より奥会津に向かう。というより、これからは暫くこのパターンになると思われるが、柳津町を流れる只見川にも川霧が立ち、何時になく期待が膨らむ。

画像は大沼郡金山町大字川口字中山のかねやまふれあい広場。此処からの大志集落は霧で見えない状態だったが、川面を這うような本来の川霧とは異なる薄っすらとした山霧に近いような印象だった。到着は04:20頃、只見線の始発までに時間があるので霧が流れるのを待ち撮影。その始発撮影後も再び撮ったのでそれら画像は下段にまとめてupする。

かねやまふれあい広場から大沼郡金山町大字水沼の第四只見川橋梁へ向かう。本来なら俯瞰ポイントから撮りたいのだが、ポイントを見上げれば山霧に包まれホワイトアウト確定なので水沼橋から撮影する。車両は05:42頃通過の上り始発422D。次第にカメラマンが集まり、老若男女これだけの人数は私的に自粛解除後初だ。


「朝烟ル」~ F7.1・SS1/160・ISO320 ~


先の大志集落の景観通り川霧は薄く橋梁下はスカスカしているが、半面その橋梁周辺は見通しが悪い。更に曇天模様に光量が足らず色彩も芳しくない。これらのことからボツにしようか悩んだが、取り合えず暫定的にupすることにした。現像は見通しの悪さをコントラストで調整、加えて明度及び色調など部分毎の補正を行う。


水沼橋よりかねやまふれあい広場へ戻る。霧は流れ見通しは良くなった。それにしても長雨のせいか川は濁り爽快感はない。


色淡き朝は夢む ①」~ F10・SS1/40・ISO200 ~


「色淡き朝は夢む ②」~ F8・SS1/13・ISO320 ~


時系列は前後するが①は05:53頃撮影。川下となる集落奥から川霧が流れ景観の良い状態を待ちながら撮影。以前は霧の中にポッカリ浮かぶ集落を望んだものだが、今は背景の山々や川面などが見え隠れする状態を好むようになった。ただそれら背景を撮り込むための引いたフレーミングをすると、この数年で伸びた手前の樹木も入り込んでしまう。


②は04:33頃撮影。それこそ霧の中に浮かぶ景観。現像は何れも霧の色合いの調整を行う。というのも個人的に霧は白というイメージがあり彩度を-補正することが多い。


次は大沼郡三島町大字早戸の早戸俯瞰ポイントへ向かう。到着時は上画像のように面白そうな山霧が掛かっていたが、残念ながら車両通過時には流れてしまった。


「緑 深」~ F10・SS1/160・ISO250 ~


車両は07:30頃通過の上り424D。新緑及び紅葉を撮るポイントでもあるが、年々樹木が伸び車両が見え辛くなっている。因みに旧道からの第三只見川橋梁、トンネル出入口ポイントも雑木が伸び現在は車両が隠れてしまう状態となり、この早戸俯瞰も何れはそうなってしまうかも知れない。


さて三度かねやまふれあい広場に戻り08:03頃通過の下り423Dを撮るが、霧は消え先に書いたように川の色や光彩は芳しくない。従って撮るには撮ったがボツとする。


その後ロケハンで会津川口駅を下り側から眺める場所に行く。住所は大沼郡金山町大字川口字金洗道下の墓地から見下ろす。機会があれば二便並んでいる早朝に来てみたい。

帰路の途中、以前ロケハンを行った大沼郡三島町大字名入字根岸居平、会津西方駅周辺に寄る。上画像、赤線部が線路になり右側が第二只見川橋梁、左側が会津西方駅。↓の動画でご覧頂けるように09:05頃通過の下り425Dと09:17頃通過の上り426Dを撮るが、初めての場所なので425Dは車両の大きさや標識の位置関係などを知るための試験的撮影。


「降り出しそうな田舎路」~ F14・SS1/160・ISO640 ~


今にも降り出しそうな厚い雲の下、絞っているせいもありISO感度を上げてもなかなか明るくなりません。更に明るくすることは可能だが、そうなると空が飛んでしまうという環境に後のレタッチを想定した露出とした。


現像は空と手前側の明度差の補正などを行うが、構図的に検討の余地がある内容となった。立ち位置を路の先にする、列車に近付くなどなど色々と試してみたい。


07/07 追記。曇天模様下の色合いが冴えず、モノクロで再upしました。


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