彼岸花の私的イメージを風景写真で表現

06日(火)、福島市飯野町明治字石塚、県道307号福島飯野線沿いの彼岸花を撮りに行く。毎年訪れる場所で古い墓石に咲く様は私的イメージにピッタリはまる。因みに近くの東光寺に由縁がある墓石だと思う。

上画像、赤線が県道307号で右方向が松川町、左方向が飯野町。下画像、今年も見事に咲いてました。此処は彼岸の頃に墓石周囲の雑草を刈ってしまうため、他に比べると咲き出すのが遅く2012年は10/15に撮影を行っていた。注)上画像は昨年、下画像は明るくなってから撮ったものです。

折に触れ記しているように別名死人花とも云われる彼岸花のイメージは毒々しさだ。従って綺麗とか美しく撮るという概念がそもそもない。そんな概念を如実に具象化している場所が此処なのだが、それでも平凡な陽射しであってはイメージが表現できず、今回は日の出の時間帯に撮影してみた。


兆 候 ①」~ F10・SS1/6・ISO200・HALF ND8 ~


兆 候 ②」~ F10・SS5・ISO200・HALF ND8 ~


まず最初に①の撮影時間05:24、②は05:09で時系列が前後する。日の出は05:38、その一時間前から準備を始め暗い中で凡その構図を検討する。日の出頃の天気予報は曇りであったがその時間帯だけ何とか朝焼けとなり、グラデーション・タイプのHALF NDを使用、朝焼けの空を三割から半分フレーミングする。


長露光撮影なので彼岸花が強く発色、現像の際に彩度を-補正する。背景の空と手前側の明度差を調整し、①の朝焼け部分のコントラストなどを補正する。撮影は05:50頃に終え、いそいそと帰路に付きそして朝食を摂り平日の営みに戻りました。


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