閉塞成冬、会津坂下駅を始発便発つ

05日(土)、河沼郡会津坂下町大字船杉字北杉大道上乙にて只見線撮影を行う。ここは春先からロケハンで何度も訪れ様子を確認してきたが、諸事情により冬季の撮影ポイントだと個人的には認識している。

実は前日の04日にも来ていたのだが、立ち位置はこの溜め池の奥になり、盛夏の頃は雑草が腰の辺りまであって行く手を阻む。下画像、白線上が線路となり奥は会津坂下の町並みと雲に隠れる磐梯山。手前側にはビニールハウスや家屋があり、構図としてはそれらを省く、つまり空を多く撮り込む内容になると思う。

上画像は13:37頃通過の上り428D。先述したように構成上磐梯山がはっきりと姿を現す、ないし特徴のある雲でもないと画にならないかも知れない‥となれば、日の出と始発の時間がマッチずる冬季ということになりその時期を待っていた次第。撮影中、季節外れの赤とんぼがカメラに止まりました。動きは遅く今にも凍えそうです。

ということで翌日の05日、夜明け前の撮影地に立つ。流石に会津若松だけあり06:00にはあちこちのお寺で鐘が鳴り、その音にジョン・レノンの「マザー」を連想する。そして磐越東線ないし西線、または会津線かは不明だが遠くからは列車の鼓動も聞こえてくる。


閉塞成冬 ①」~ F7.1・SS1/125・ISO1000 ~


閉塞成冬 ②」~ F10・SS1/250・ISO250 ~


会津坂下駅は交換駅なので時間を空けず上下便が撮影地を通過し、この日は06:38頃通過上り422D、06:48頃通過下り423D、08:13頃通過上り424D、08:26頃通過下り425Dの四便を撮り、磐梯山が姿を現す①の423Dと②の424Dをupする。因みに始発上下二便時は列車の前後ライトも写るが、その後は周囲が明るくなって目立たなくなる。


これからも冬季は撮影を行うが、雪が降った夜明などなど色々とイメージは膨らみ、早朝時の明るさ=日の出時間などを考慮し二月頃が適しているだろうと想像する。


423D及び424D撮影の合間、県道365号線(赤留塔寺線)を散策する。この道路は「会津まほろば街道」と云われ、道沿いには国宝・重要文化財に指定されている寺社・仏閣が多く、日本の原風景を思わせる集落が並ぶ。


季冬の朝 ①」~ F8・SS1/200・ISO640 ~


季冬の朝 ②」~ F9・SS1/250・ISO320 ~


二画像とも住所は河沼郡会津坂下町大字牛川字西村中となるのだろうか、日頃から只見線撮影で行き交う道路であり、いつもは車内から眺めるだけだが霜が降った景観に足を停める。何れも手持ち撮影であり、②はイメージ優先で現像してみた。


時系列は前後するが424D撮影後、会津高田駅近くの大沼郡会津美里町新沼尻に向かう。下画像が会津高田駅方面となり、この一帯でススキと只見線を撮るつもりだが、当然ながら時期的にそのススキは既に勢いは無くなっていた。


ちる芒」~ F10・SS1/500・ISO200 ~


車両は10:12頃通過の上り426D。光線の具合も宜しくなくパッとしない景観にモノクロのイメージで撮影。つまりススキの撮影はやや逆光が良いのかと思う。


さて↓動画について 会津坂下町大字船杉 428D、427Dは12/04、会津美里町新沼尻 426Dは12/05に撮ったものです。


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