秘境郷戸駅で撮影す

24日(日)、気が付けば昨年の12月からほぼ日曜は只見線を撮っていた。これだけ続くと何を撮ってよいものか分からなくなる。増してこの季節、山々は雪に閉ざされ尚更ながらまたまた早朝より向かう。併し何処を撮るという目的はなく、現場に着いてから考える。

柳津町を過ぎる辺りから雪が降っていた。その雪は水分を多く含んだみぞれのようで所々道路も白くなっている。そんな天候の元、先週も撮った大沼郡金山町大字中川字坂下の会津中川駅で05:37発上り422Dの撮影を行うも、雨に近い雪で視界が悪く全くダメでした。

夜が明け周囲を見渡せば、重い雪のためか降った割には樹木への積雪は無く景観は芳しくない。従って各橋梁の撮影は見送り塔寺駅ないしその周辺に行こうかと戻るが、途中の河沼郡柳津町大字郷戸字百苅丙の郷戸駅に寄る。 因みに郷戸駅では「昨春」も撮っていた。

以下wikより・・・郷戸駅は単式ホーム1面1線を有する地上駅で、会津坂下駅が管理する無人駅である。昭和二十年代、柳津ダムの建設中には駅員も配置され、大変にぎやかであったが、ダムの建設終了と共に寂れてしまった。駅舎を撤去した跡地に小さなカプセル型の待合所が建てられている。2004年度の乗車人員は、1日平均22人・・・


駅から見下ろす先には国道252号線と民家がある。とはいえその民家から駅までは雪に閉ざされ柳津駅方面へ大きく迂回するようになり、正しく秘境駅と言ってよい‥が、考えてみれば会津坂下駅から下り方面の無人駅は柳津駅を除いて全て秘境駅だったりする。

ホームの長さはちょうど二両分。つまりホームに立って停まった二両編成の全容を撮るのはやや面倒。などと思案していると上画像07:12発下り423Dが入線。車掌は若い女性のように見えた。下画像は07:52発上り424Dでこの車両から撮影を始めた。


「深 閑」~ F10・SS1/125・ISO800 ~


斎藤清をイメージするが樹木に積雪があれば良かったか。画像右に祠があり更に杉林の影には赤城神社がある。雪が解けたらその神社も撮り込んでみようと思っている。


次便までは一時間ほどあるものの移動せずに待つことにした。上画像は08:50発下り425D入線時。車掌の姿を撮る練習も兼ねてだが、ホーム端からの手持ち望遠は慣れていないので画作りが追い付かない。


「425D郷戸駅定刻着」~ F10・SS1/200・ISO400 ~


425D入線前の画像。同駅ホームでの撮影は初めてであり今回は試験的内容になってしまった。次回は撮った画像を再確認し構図などを考慮したい。


09:31発上り426Dが到着する。この車両は先の423Dの折り返し便となる。


確認ヨシ! op.2」~ F6.3・SS1/160・ISO800 ~


折り返し便なので車掌は423Dと同じ女性でした。↓動画でご覧頂くように降客がいました。その様子を撮ることはできたがその時に車掌は顔を出しておらず、良いタイミングは思うように行かないものです。


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