春彼岸の相馬市カゲスカ海岸、鵜ノ尾埼灯台

20日(土)、この数年、春彼岸は相馬市尾浜字松川のカゲスカ海岸で黎明時の撮影を行っており、天気予報では午前中晴れようなので今年も出掛けてみる。

結果的に雲が厚く太陽は現れなかったものの、毎度書いているように上空に雲一つない日の出より、太陽が隠れていても特徴のある雲の方が却って個人的には面白い。

この日はサーファーは少なく、釣り客は皆無。もしかして彼岸だからか車の往来も時折りで静かな休日だった。かく言う私も撮影は此処だけで早々に切り上げ墓参に行く。


蒼い序曲」~ F8・SS10・ISO160・C-PL+ND8 ~


撮影時刻は05:30頃。日の出は05:42だが厚雲により朝焼けは見られない。併しながら夜明け時のブルーに染まる景観も好みだ。灯台の灯りが海面に写るタイミングと波の形状を待っての長露光撮影。


彼 岸 ①」~ F10・SS8・ISO200・C-PL+ND400 ~


07:08頃撮影。昇る太陽は灯台に近付き雲間から陽光が射し込む。個人的に海景色は穏やかな海面が好みなので長露光で撮ることが多く、今回も夜明け前からND8→100→400と交換しながら撮影した。


・・・2022/01/29 追記・・・

彼 岸 ②」~ F10・SS15・ISO200・C-PL+ND100 ~


春彼岸、夜明け前の海。そこには誰もいません。マジックアワーの時間帯は私の影さえ見当たらず、もしかしたら私=ちっぽけな人間の存在も許容してはいけない刻なのかも知れない。そんな景観の中、聴こえないものに耳を立て見えないものに触れようとする。やがて海の声風の声が届き、撮るべきものが視覚的に伝わって来る。そんな朝だったことを思い出した。


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