早春賦...春は名のみの奥会津

11日(日)、桜の開花状況確認を兼ね早春の奥会津へ行く。結果的に会津坂下町の国道49号線沿いはほぼ満開の様子。そこから国道252号線で柳津町へ向かうと三分咲きといったところか。そして柳津から車を進めると空気感が一気に変わり、早春賦”春は名のみの風の寒さよ”そのものの景観であった。

併しながら今迄は雪で通行不可だった道も通れるようになっていた。杉林には硬くなった残雪があるものの、埋もれることなく歩くことが出来た。そして最初の撮影は大沼郡金山町大字水沼字沢東からの第四只見川橋梁俯瞰。霜で真っ白の大地は冷たい風が吹き、四月になって桜を撮っていた日々と比べ、福島はほんと広いと実感する。


下画像、昨秋以来となるがこの眺めは矢張り良いです。到着時は山霧がかかり尚のこと良い感じであったが、次第にその霧は流れてしまった。


「早春賦 ①」~ F8・SS1/160・ISO640 ~


車両は05:42頃通過の上り422D。殺風景な季節ではあるが、霧が微かに残りその景観を上手くカバーしてくれた。此処での撮影は矢張り陽光が射さない時が良い。これからの新緑と川霧、そして紅葉と今年も通うことになりそうだ。


こちらは大沼郡金山町大字水沼字沢西からの俯瞰ポイント。実は昨年末、膝上まで雪に埋もれながら来たのだが、降雪でホワイトアウトとなり撃沈しました。上画像、ちょっと分かり辛いが残雪の左側は直ぐ崖になり足を滑らせば奈落です w


「早春賦 ②」~ F10・SS1/160・ISO200 ~


車両は07:17頃通過の上り424D。「早春賦 ①」で書いた通り、これからの季節、良き景観に期待を込め今年初の第四橋梁俯瞰撮影でした。


本来は約40分後、会津水沼駅に停車する07:55発下り423Dを撮るのが第一の目的であったが、陽射しがあってダメでした。次回は新緑の頃、薄曇りなどを狙って来てみたい。

帰路は河沼郡柳津町大字柳津字宮ノ下丙の赤城神社に寄る。ロケハンで数度訪れたことはあるが撮影としては初。因みに鳥居が新しくなっていた。場所は郷戸駅の下り側凡そ100m。上り列車の左車窓からも目に入り下画像の矢印部が郷戸駅。

到着間もなく郷戸駅発08:50の下り425Dが通過する。カメラの設定もままならずSS1/60で撮影するとこの距離では当然ながら動体ブレが生じていた。


「静寂ヲ尽ク」~ F6.3・SS1/200・ISO1250 ~


これは約40分後の同駅09:31発上り426D。杉林なので暗くISOが高めでノイズ発生。自然景観なら凹凸感となり特に気にもしないが、列車などの単一平面形状になると精細感が失われる。加えてSSはもっと早くする必要があるようだ。つまり暗めに撮って後の補正、更に列車の位置などなど今後の課題となりました。


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