走り梅雨の奥会津、静かなる刻

23日(日)、雨が降り続き気温が低く、川霧は立っているか否かは不明だが、一昨日に続き走り梅雨の奥会津へ行く。撮影場所は特に決めておらず現場の状況次第とし、到着すると気温は12℃と低いながらも川霧は立っており、下記の場所にて撮影を行う。


1.大沼郡金山町大字川口字中山 かねやまふれあい広場 大志集落
2.大沼郡金山町大字中川字下居平 中川集落 424D、426D
3.大沼郡金山町大字大志字古屋敷 大志集落 423D、百代沢橋梁 425D


2.と3.は行ったり来たりの撮影となり、記事上では時間軸が前後しています。


1.まずはかねやまふれあい広場から大志集落を眺める。到着した04:30頃はご覧のように完全なホワイトアウトであるが、徐々に集落が現れ撮影を始めた。地元の方はいつも見ていると思うが、五月にこんなに立っている景観は初めてのことだ。


立ち迷ふ川岸の夢幻 ①」~ F5・SS1/80・ISO500 ~


立ち迷ふ川岸の夢幻 ②」~ F8・SS1/13・ISO200 ~


振り返ると此処での撮影は集落の全容、及び背景の霧の様子を捉えようとすることが多かった。併し霧の状況にもよるが①のように一部を切り取るフレーミングも良いな‥と、気付いたりする。霧は流れては現れるを繰り返すが、最盛期の状況とは何処か違う。


04:45頃、会津川口駅ではキハの暖機運転が始まる。そのディーゼル音が山々に響くと奥会津の朝が始まり、次の撮影地に行けと急かされるているようだ。


2.という訳で次はフェアリーロードの中川集落俯瞰ポイントへ向かう。上画像、到着時はご覧のように良い眺めであったが、05:39頃通過の上り422Dがやって来る頃にはホワイトアウトなり撃沈しました。


下画像、道の駅で暫し休憩後、07:14頃通過の上り424Dを待つ。ホワイトアウトとなることはなかったが、右側に霧が掛かり次便も撮ることにする。因みに細かいことだが線路沿いの赤矢印部に標識がたっており、列車が被らない位置を思案する。


静かなる刻」~ F10・SS1/160・ISO500 ~


車両は08:48頃通過の上り426D。時折り車が通行するものの、静かな日曜の朝です。なぜ上り便に拘るかだが、どうしても前照灯の有無が必要だったりする。更に三便待っても撮るとについては水田の状態に加え、これから雑草や樹木が伸びると線路が隠れてしまい、早い話し”今でしょ”ということです。


3.気温は上がらずそして雨も止まず、ずっとセーターとレインコートを着たままで移動し、下り便を大沼郡金山町大字大志字古屋敷から大志集落と百代沢橋梁を撮る。国道252号線沿いの百代沢橋梁、住所としては金山町大字大志字館ノ内となる。


梅雨兆シ」~ F10・SS1/160・ISO250 ~


車両は08:02頃通過下り423D。此処でも霧に隠れては流れるを繰り返すが、列車通過時には薄っすらとはっきりはしないものの何とか画像のような景観になる。雨に濡れた鮮やかな緑草と赤い屋根が美しく、画像上部の山霧が良い感じだ。


霖雨烟ル」~ F10・SS1/200・ISO320 ~


車両は09:37頃通過の下り425D。↓動画でご覧いただけるように此処では霧に隠れてしまいました。それでもファインダー越しに杉林から列車が飛び出す瞬間を確認でき、シャッターを切ることが可能だった。


現像時にコントラストを大幅に+補正し、その補正で生じるノイズを除去。結果絵画のような描写となりこれはこれで‥ということで暫定的にup、機会があれば再tryしたい。


さて先に最盛期の川霧とは違うと記したが、それは生き物の如く川面を這う様とは異なり、腰高というのか直ぐに川面から離れ、そして昇っては山霧となってしまう。こうなると俯瞰ポイントからはホワイトアウトなり撮影は出来ない。実際、第四橋梁の俯瞰ポイントへ行こうとしたが、見上げれば山々には常に霧が掛かっており止めた‥などと、知ったようなことを書いてるが、間違いや見当違いであれば是非ご指摘をお願いします。


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