早春の煌めく会津盆地で只見線撮影

07日(日)、二日前に様子を伺った会津坂下方面へ早朝より向かう。天気予報は晴れでイメージする景観になるか否か期待が膨らむ。撮影地は以下の通り。


1.河沼郡会津坂下町大字船杉字北杉大道上乙 422D、423D
2.大沼郡会津美里町米田字新田屋敷乙 桧ノ目踏切周辺 425D、424D
3.河沼郡会津坂下町大字五ノ併 金沢踏切周辺 426D

1.二日前にロケハンを行った場所だが、始発便を朝焼けの下で撮るイメージをずっと持っていた。併しながらやや雲が多く磐梯山は隠れその状態が続く。下画像は06:41頃通過の上り422Dで、凡そ7分後に通過する下り423Dを待つ。


春兆の朝」~ F10・SS1/400・ISO200 ~


422Dの構図よりやや右に寄る。雲の状況は422D通過時の方が良かったかも知れない。本来なら始発便通過に合わせた2月後半の日の出時が状況的に合っているかもだが、先月は未だ雪深く立ち位置に入ることが出来なかった。逆に11月前半は線路沿いのススキが邪魔になるなど思うようには行かないものだ。


2. 桧ノ目踏切周辺に移動。田んぼには雪が残るが、田んぼ周りの小道は雪が融け車で入ることが出来るようになった。まずは下画像にて08:05頃通過の下り425Dを撮影。


陽はさらさらと射してゐた」~ F14・SS1/500・ISO100 ~


太陽もフレーミングする。結果引いた構図となる。逆光なので当然車両などは黒くなり、HALF NDの使用も考えたがこの状況では却ってフレアが発生するのでは‥と、現像の際の補正に委ねることにした。本来ならここまで絞ることはないが光芒を意識する。


早春の飯豊を背にし」~ F10・SS1/500・ISO200 ~


こちらは08:33頃通過の424D、飯豊山を背景にする。空には白鳥が行き交い、その姿が画角内に収まらないかと思案するも車両通過時のタイミングには叶わなかった。その空には雲が浮かび散漫にならず済んだものの、何もなければ構図を変えたと思う。


3.金沢踏切で10:01頃通過の上り426Dを待つ。因みにこの踏切、冬期間は通行止め、且つ警報機も稼働しない。先に記したように白鳥がやってきては落ち穂を啄む。それにしても空飛ぶ白鳥の鳴き声は何故に悲しく耳に届くのだろうか。

撮るには撮ったがどうもイマイチ。それはここでも空を飛ぶ白鳥を期待するが、空には雲がなく間が開いてしまったことが一番の理由か。


さてこの日の会津盆地、朝はそれ也に寒かったが降り注ぐ陽光と暖かい風が心地良く、ちょっと動くと汗ばむようなそんな早春の雪解け水が煌めく眺めでした。


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