須賀川市小作田 ”らーめん好房”

先週末、私の誕生日ということもあり焼肉バイキングに行ったのだが、矢張り年取るとダメです。思った以上に食べれず、更には胃がおかしくなったというか、暫くは空腹感もなく、好きなラーメン店の前を通っても油っぽいものが全く食べたくありませんでした。

それから一週間が過ぎ、ふとラーメンを食べてみようかという気分になり須賀川市小作田の”らーめん好房”を初訪問しました。20年ほど昔この辺りは仕事で来ていたのだが、その頃からあったのか否か記憶が定かではありません。

平日の開店前、既に五名ほどが並んでおりました。店に入って直ぐ右に食券販売機がある。何度も書いているけど、初めての店での食券方式、特に後ろに人が居たりすると焦ります。

メニューは醤油、味噌、塩におそらく豚骨系やワンタンメン、そしてつけ麺とラーメン店としては一通りのラインナップ。面白いのは麺が細麺ストレート、細麺ちぢれ、太麺平打ちぢれの三種から選べ、これは作る側も大変だろうと推測する。


そして何よりも驚くのは価格です。今時ノーマルなラーメンでも700円前後する中、ワンコイン500円とは激安じゃないですか。

店内は然程広くはないものの綺麗です。客席はコロナ対策に準じたレイアウトか、丸テーブル×二卓にテーブル席を利用したと思われるカウンター九席になります。

好房ら~めん 大 @700円


店名を冠したラーメンとしました。麺は細麺ちぢれです。大とは大盛りのことですが、何と1.5玉と2玉の何れかを選ぶことが出来、折角なので2玉にしました。メニューには”背脂入りチャーシュー多め”と書かれており、これがレギュラーラーメンとの差になるのだろう。


価格的なことがあるのか、丼内はシナチクとチャーシュー、そしてキザミネギと至ってシンプルであります。それしてもこのビジュアル、何処か南相馬市小高の双葉食堂のラーメンに似ているなぁ‥と、思うのは私だけだろうか。


さてそんなことを考えながらスープを口に運べば、ふわっと煮干しの香りが鼻を抜けます。併しながらそれは雑味や臭み無く、キリっとした醤油の風味と相まってさっぱり感があります。この内容でこの価格となればかなりの高コストパフォーマンスです。

キリっとしたスープに低加水のパツパツ麺が合います。これだけの硬さであればなかなか伸びないだろう。ただ太麺でこの加水率はどうだろか、もしかして太さに応じて変えているのかも知れない。四枚乗ったチャーシューはホロホロと崩れるタイプで、しっかりと味が染み込んでいます。残念なのはチャーシュー冷たく、スープの熱さが持続しないように感じた。


そのスープだが麺の普通盛りも大盛りも同じ丼のようであり、そうなると大盛りは麺に対しスープ量が少なく、スープと麺を同時にススルといった感覚ではない。などと書いてはいるが、虚飾を廃し低価格で提供するスタイルは素晴らしいものがあります。


須賀川市小作田字谷地1-2 定休日 毎月1・10・11・20・21・30・31日