会津若松市大戸町 ”うえんで”

各メディアなどで目耳にする会津若松市大戸町 ”うえんで”。時折り店舗前を行き来してはいるのだが、今回初めてお邪魔してみました。11:00が開店かとその30分前に到着してみれば既にオープンしており、通常09:00が開店とのこと。

店舗前駐車場は五台ほどのスペースのみで、ちょっと離れた道路斜め向かいに停めます。開店が早いからか、昼時に行き成り混むといったことがないのはとても良いと思う。

”うえんで”と云えば矢張り会津山塩ラーメンなのか、その他には煮干し系と辛みのあるラーメンになる模様。サイドメニューには焼き鳥や餃子もあるようだが、店員がそれらのメニュー表を持って来ず詳しくは「HP」を参照されたし。というかメニュー表を持ち忘れ、そのまま気付かないといった客への対応は決して良いとは言えない。

店内は明るくて清潔感があります。客席は二人席テーブル×四卓、小上がり六人席×三卓、カウンター四席になる。

会津山塩チャーシューメン (大) @1.280円


実は塩ラーメンの種をあまり好まない私であるが、これだけの有名店でもあり期待度は高まります。そして着丼したビジュアルは所謂肉そばと云われる内容そのものでした。


さてまずは透明度の高いスープを啜る。すると鶏の優しい風味がマイルドな塩味と共に喉を過ぎる。塩は尖った感がなく後味もさっぱりっしているが、何となく物足りないというか突出した旨味は感じられない。

中太の縮れ麺は多加水でもっちりしている。併し何というのか芯のようなものがなく、麺同士の分離も悪く美味さが伝わらない。豚バラチャーシューはホロホロで良いのだが、極端にしょっぱいものがありこれは如何なものだろうか。更にチャーシュー麺の宿命とでもいうのか、チャーシューによりスープが早く冷めてしまった。塩ラーメンを好まない最大の理由は冷めると生臭さのようなものを感じるからだが、当ラーメンにはそれは無かったことが良かった。


総体的に言っちゃ悪いが巷の評判ほどの美味さ、内容ではないと思った。その最大の理由は私的に旨味を感じられないスープ、ベタつき感のある麺、味が均等ではないチャーシューなどであるが、食べ物は同じレシピでもその日その日で微妙に異なり、食べる側の体調や舌の感覚も異なる。従って一度食べただけで判断するなかれとは云うが、大抵は一度食べて判断するものです。言い換えればこれはどうだろうなぁ‥と思う店を再訪する人はそういません。


会津若松市大戸町上三寄大豆田11-3 火曜定休