Windows プロダクトキーの確認

Windows プロダクトキーとはインターネットを通じて正規に発行されたキーかどうかを照合・認証し、複数のPCで使ったり不正に配布使用されることを阻止します。

この画像は自作PCで使うインストールディスクのケースだが、赤丸部分がプロダクトキーとなり5桁×5列の英数字で構成される。メーカー製の場合多くのノートPCは底部、デスクトップはサイドパネルに貼られている。


自作PCなどはOSインストール時にプロダクトキーの入力を要求されるが、メーカー製PCはこれらの作業は既に済んでおり知らない人が多いと思われる。併しリカバリーディスクやイメージバックアップの作成を行っていない状況下、システムドライブに不具合や故障が発生した際、SSDないしHDDを交換するようになると必要になってくる。


さてとあるPCショップにて一昨年と昨年にBTO・PCを購入、今更ながらふとキーを確認してみようとサイドパネルを見ても貼られていませんでした。従って今頃になってプロダクトキーに触れた次第だが、そんな時はまずコマンドプロンプトにて確認します。

コマンドプロンプトを立ち上げ・・・


”wmic path SoftwareLicensingService get OA3xOriginalProductKey”


と入力すると画像の白帯部分に5桁×5文字=25文字が表記されます。


所がWindows 7から10へアップグレードしたPCは表示されない、また10でも誤って表示されるなどなどがあるようで、取り敢えず此処では白帯部の最初が”FN・・・”となっています。

誤表示なのか否かは実際に入力してみないと分かりませんが、そんな場合はアプリなどを使用し再確認することも良いと思います。画像は「Windows Product Key Viewer」というアプリです。赤丸部のzipファイルをDLして使います。

インストールの必要はなく実行で動作しますが、このアプリでは最初が”NF・・・”と表示されており、コマンドプロンプトで表示された”FN・・・”とどちらが正解か分かりません。

従って”Microsoft store”にも無料で使えるアプリ「ShowKeyPlus」があるので使ってみます。スタート項目のM欄に”Microsoft store”があり、showkeyplusで検索後、赤矢印の開くをクリックすると同じくスタート項目のS欄に自動で追加されます。

「ShowKeyPlus」を開いてみたところ、コマンドプロンプトと同様に”FN・・・”と表示されました。「Windows Product Key Viewer」では”NF・・・”なのでこの先プロダクトキーを要求された際にはどちらが正解かこの二つのキーを入力して確認します。

さて先に述べたシステムドライブ故障による交換だが、リカバリーディスクを作成していない場合、他PCを使いMicrosoftから「Windows 10 ツール」をDLし新たなディスクを製作することになります。これらの作業はかなり面倒、且つ自作PCと同じ扱いとなるため、OSのインストール時に今迄の方法で確認したプロダクトキーの入力が必要になります。


という訳でプロダクトキーの確認も大事だが、それが必要ないようにリカバリーディスクやイメージバックアップの作成を、特にシステムドライブの交換を念頭に置く場合はリカバリーディスクの作成を怠りなく行うことが得策です。


作成は「リカバリーディスクの作り方」を参照して下さい。尚、リカバリーディスクですが、現在はUSBフラッシュメモリを使うのが一般的です。但し旧世代のPCにおいてはUSBブートを読み込まない機種もあり、その際はDVDメディアを使用します。