福島市松川町 ”麺処 あんかつ”

福島市松川町を縦断する旧国道四号線”奥州街道”、現在は県道114号線となるが、その街道沿いにある”麺処 あんかつ”に一昨年12月以来の訪問。

スープは醤油、塩、味噌があり、例えばチャーシュー麺など表示はなく肉増しのトッピングとしてオーダーするようになる。

とはいえ此処のウリはまぜそばやつけ麺の類。お客さんのオーダーは七割近くはそれらの注文のようだが、私的にあまり好みではなく前回同様醤油ラーメンを選ぶ。

店内は三人席テーブル×一卓、四人席テーブル×二卓、小上がり四人席×二卓、カウンター四席。平日の昼前ながら席が空くことはなかった。

醤油ラーメン @780円+大盛り @120円+肉増し @280円 計@1.180円


ラーメン自体に変わりはないものの、大盛りは20円、肉増しは30円の値上がりとなっていた。スープの色が正に醤油といった色合い、薄っすらと浮かぶ油膜、そして山積みになったチャーシューのビジュアルに美味そうな気配が漂います‥と、まずはスープを一口啜れば、まろやかな味わいに奥深さ、様々な素材が絡み合ったコクを感じる。


そのコクとはメニューに伊達鶏、川俣シャモ、会津地鶏、昆布、節といった使用素材が記載されており、それらが自らを強調することなく、控え目に絡み合うという印象。


チャーシューはバラ肉とモモ肉の二種類。バラ肉はほど良い味の染み込み具合と食感、そして脂の割合などなかなか良いです。低温調理によるモモ肉は確かにイメージするチャーシューとは異なる食感と風味だが、最初に口にした一枚目が冷えていたのが残念であり、一手間加え湯煎などを行えば良いのだろうか。

全粒粉をブレンドしたと云われるストレート細麺。前回は小麦の風味が何とも美味かったのだが、今回はその風味を感じることはなかった。併し細麺ながらしっかりした歯触りとスープの絡み具合は流石です。

さてさて未だまぜそばやつけ麺の種を食べたことがなく、何処かラーメンと異なる食べ物のような気がしてならない‥などと言いながら、↓動画にもあるように次回は食べてみようかなどと秘かに思っている。


福島市松川町字鼓ヶ岡38-2 水曜定休