相馬市宇多川 東雲色の夜明け

19日(日)、相馬市岩子字大迫の宇多川沿いの撮影に行く。宇多川と聴いても地元の人以外はピンと来ないと思うが、河口は岩子字宝迫の文字島周辺となる。

その前にまだ暗い時間帯の到着なので石炭やバイオマスによる火力発電所、相馬市光陽二丁目の相馬エネルギーパークに周る。昨年二月以来の撮影になるが、遮蔽物や間合いなど構図的に難しかったことを思い出す。


White Night ①」 ~ F8・SS6・ISO200・2 Composite Photo ~


White Night ②」 ~ F8・SS6・ISO200・2 Composite Photo ~


昨年と同様に四方からフレーミングするが、矢張り東側からが個人的には画になるように思う。併し夜は周囲が真っ暗となり、②のように排煙までフレーミングすると間延びしてしまう。従って何かを撮り込む必要があるのだが、この夜は画像のような冷たい月が浮かんでおり、二重露出及びカメラ内RAW合成を試みる。


結果的に二枚とも後者による合成を行い、現像は明暗の調整と照明部の白トビを補正。月の撮影はSSを上げてその表面を残した方が良かったかも‥と、後々反省するも、発電所家屋の色合いと合っているのかも知れない。


01/27追記。当日の月をカメラ内RAW合成で表示していたが、イメージに沿わないため以前撮っておいた三日月の画像との合成に切り替える。


宇多川の位置関係は上画像。以前は岩子字長谷地の緑矢印周辺で撮っていたのだが、今は護岸工事が始まり立ち入り禁止、且つ様子が大きく変わってしまい、今回は昨年の10月にも撮った赤矢印、岩子字宝迫からの松川浦大橋、青矢印の岩子字大迫から河口とした。

上画像は晴風荘新館、中画像は青矢印の立ち位置。下画像は右側に文字島を置いた日の出
であるが、この日の景観はイマイチというかそれが撮影目的ではない。因みにこの時期は白鳥も飛来しており、何気ない光景であるがその他の水鳥や海苔養殖の作業などなどフォトジェニックな時間帯が現れると想像する。


Pale Red Lagoon」 ~ F8・SS8・ISO200・C-PL+ND100 ~


松川浦大橋の背景、北側に表情のある雲の出現を待つも期待通りには行かなかった。撮影時間は06:37。日の出の15分ほど前だが既に明るくなりND100を使い海面の様を表現する。長露光により空の赤味が幾分発色し、現像の際その色合いを+補正する。


東 雲 -しののめ-」~ F8・SS5・ISO100・ND100 ~


「足の細さに水は冷たし」の撮影後、即座に移動。北側と異なり東側には厚い雲が掛かっている。それでもその雲間から光が届き単調な色合いにはならなかった。昨秋の台風や大雨でこの川も被害があり、その流木などが舟着き場に残ったままだ。この画像も長露光で川面の流れを抑え且つ空の発色を促している。


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