雪雲流る第四只見川橋梁

13日(月)、朝から雪が降るとの天気予報に奥会津へ向かう。雪の状況が分からないので撮影場所は着いてから決めることとし、取り敢えず会津川口駅まで行ってみるが暖かいのか積雪にはならず、直ぐに溶けてしまうような状態であった。

始発便は暗くて走行する状態では撮れない。従って大沼郡三島町大字早戸字小沢巻の早戸駅で05:48発の上り422Dを待つ。国道252号線、及び只見川沿いにある駅だが、考えてみるとこの角度で撮ったことがなく、先頭車両がホームのどの辺りに停止するかわからない状況であり凡その検討でフレーミングした。


「そほふる雪の無人駅」~ F6.3・SS1.3・ISO640・i-TTL-BL 0Step ~


左が進行方向になるが先頭車両は駅舎の陰にほぼ隠れてしまい、これを次回の布石にして立ち位置を考慮したい。内臓フラッシュを使用し降雪を撮り込むが、僅か数十秒の停車中に行う構図及び露出調整は慣れないので上手く行かない。


撮影可能な始発便は土日祝日の二両編成となり、その停車位置や白トビをどう抑えるかなどなど考慮する反省点が数多く残った。


早戸駅の撮影を終え、明るくなるのを会津中川の道の駅”奥会津かねやま”で待つ。今更だがコンビニがない奥会津では撮影中の休憩で毎度お世話になっている。


さて明るくなって周囲を見渡すも平地の積雪は全くなく、山々の樹木が一部白くなっているだけで雪景色には程遠い。従って昨年末にも撮った大沼郡金山町大字水沼字沢東の第四只見川橋梁俯瞰ポイントへ行ってみる。幸い積雪は少なく今回も車で登ることが出来、着いてみれば画像のような絶景であったのだが‥。

そうなんです、07:15上り424Dと07:52下り423Dは山霧なのか雪雲なのかホワイトアウトとなり撮影不可。その後の08:49上り426D及び09:29下り425Dに至っても車両通過時には何も見えなくなり撃沈する。因みに上画像は425D通過10分前の景観。風景写真ならばこれで良いのかもだが、鉄との組み合わせは運が大きなウェイトを占めるようだ。

そして帰路の車の中、先程も述べた「昨年末」に撮った上画像を合成してみてはどうかと悪い閃きが浮かび、早速帰宅後に試みる。


遥かなる山の呼び声」~ F8・SS1/160・ISO320・2 Composite Photo ~


合成はWindows付属のペイントを使用。車両部を切り取り縮小後に張り付ける。周囲との色合いや明暗、ボカシ加減は現像ソフトを使い調整した。いつも以上に背景の雪山を撮り込んだので画角が広くなっており、製作中からタイトルが浮かんでいた。


という訳で以上の画像は完全な作りものであり、この日は運がなかったことの言い訳でもある。それにしても撮影の度にその運の有る無しが大きなストレスになり得るが、例えばそのストレスを心機一転、また次も来ようと前向きになれれば良いのだが‥。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。