昨年の写真

年明け恒例となる自画自賛・自己満足で昨年撮った写真から数枚を選ぶのコーナーです。それは写真的に出来が良いといった次元ではなく、それこそ自画自賛・自己満足であり撮った際の背景や思い入れが一番の選択理由だったりする。

数枚をpickupした中から8枚を選択。諸事情により昨年同様、今回も只見線の画像が多くなりました。選ぶという行為、特に自分の撮ったものであり時にはサディスティック、時にマゾヒズムとおかしな高揚感があります ← 新年早々変質者登場か w


以下、タイトルをクリックすると別窓にてフォト蔵の大きな画像になります。


■01/04「そほふる雪の無人駅
早戸駅にて上りの二便目を撮りました。暗い時間帯の始発便を撮るつもりであったが、立ち位置が良くなかった&雪が降っておらずボツとした。それ以上にこの日は雪で車がスタック、除雪中の作業員に助けてもらったことが一番の思い出。


■03/20「蒼い序曲
相馬市カゲスカ海岸。春彼岸は毎年此処で日の出を撮るのだが、この数年天候に恵まれない。この日も厚雲により朝焼けは見られずに終わる。併しながら夜明け前のブルーに染まる空と海の景観、私的に絵画風に思えて何故か惹かれます。


■05/05「時こそ今は新樹萌ゆ
会津水沼駅、南西側からの俯瞰。季節は立夏、奥会津の新緑を求めあちこちを俯瞰撮影しました。選んだ理由は何だろう、特にこれといった理由はないのだが、奥会津と只見線そのものといった景観か。春の山々は雪による倒木や折れた枝などで歩き辛かった。


■05/23「立ち迷ふ川岸の夢幻
お馴染みの大志集落、早朝の川霧です。昨年は川霧発生時期が早く、五月の末頃はこんな状況が暫し続いた。毎回もっと引いた画角で只見川や背景の山々をフレーミングするのだが、霧の状態によりこんな構図も画になると新たな発見でした。


■06/20「雨兆す
こちらもお馴染みの第四只見川橋梁俯瞰。キハE120になって二年が過ぎようとしているが、此処ではその車両と良い感じの川霧がなかなか撮れずにおりました。一昨年そして昨年、夏季は毎週のように02:30起きで通い、何とか撮れた一枚であります。


■10/29「季燃ゆ
第一只見川橋梁、平日午後一上りの三両編成。奥会津の紅葉は例年10月末から11月初旬。この時はちょっと早かったかもだが、橋梁背景の山々に陽が射し、煌めくような景観だったことを思い出す。川面の写り込みがあれば尚良かったか。


■12/05「山眠ル
秋の紅葉も撮った細越橋梁俯瞰。その画像とこの雪景色の何れかと迷ったが、結果後者とした。只見川沿いはそれ程の積雪ではないが、山の上はまるで別世界。迫り来る大自然の端っこをガタゴト走行する只見線を見ていると、目頭が熱くなるのは何故だろう。


■12/19「消滅した色彩
モノクロームに沈む滝谷川橋梁、いつもは車で行けるポイントだが、積雪により徒歩で向かう。この構図からして行き成り車両が現れるような状況だが、橋梁に差し掛かるとガターンと静まる谷間に響き渡り精神集中、その一瞬がたまらなく良いのです。


以上の8枚を見直し、毎度のことだが今年はどんな光景を目にし撮影できるか、期待と不安が入り混じる。ひとつ言えることは諸事情により撮影時間が限られ、またもや只見線の撮影が多くなると思われる。それでも機会を伺い、そして逃さず一年を過ごしたい。


さて現在のブログ運営形態について、写真に言葉は要らない的形態としている。例えば写真展の写真にはタイトルとよくて撮影場所が記載されるのみであり、イメージや感想は見る側に大きく委ねられ、それがメインブログの「風に語りて」になる。


そして展示中は撮影者や関係者が滞在、撮影の背景や聞きたいことの質疑応答が可能であり、それが「”日記のようで日記じゃないBlog”という名のBlog」という位置づけになり、この二足の草鞋を今年はどうするか思案している。


最近は撮影記を書くことも厄介となり、どちらかのブログを閉鎖するといった思いもある。併し撮影記が無くなれば何か寂しいような、ラーメンのことも書けないし‥と、悩む。