昨年の写真

年初め恒例、自画自賛&自己満足による昨年の写真。例年だと多くても六作程だが、今年は絞り切れず八作となる。とはいえ選択基準は写真の出来不出来ではなく、撮影時のふとした事柄が要因だったりする。

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■02/02「北緯37°の立春
宮城県伊具郡丸森町字百合沢、第ニ阿武隈川橋梁で雪のあぶくま急行を撮影。車両は丸森駅08:55発下り909M。晴れと風雪がコロコロと変わる天候の中、びしょ濡れになりながら撮ったことを思い出す、それが記憶に残る一枚。


■03/17「彼 岸
相馬市尾浜字松川、鵜の尾埼灯台。波の表情を捉えたく日の出を長露光(1.6秒)で撮る。その露光に合わせNDフィルターを選択、太陽の白トビを抑えた。刻々と昇る太陽に気を揉みながら露出を選択した。


■04/13「桜陽燦々
福島市松川町金沢字小手山浦、芳水の櫻。撮影直後は何とも思わなかったが、今になると奇を衒わない内容が却って良く見えてきた。人波が途絶えずその人波を構図の一部に撮り込むことにした。透過光も上手く味方になったように思う。


■05/11「緑峡ヲ行ク
五月の臨時便”只見新緑満喫号”では国鉄急行色の車両が走行するが、この日は団体臨時列車として只見駅に停まっていた。13:18に只見駅を出発、南会津郡只見町大字田子倉字後山の田子倉休憩所で通過を待つ。撮影者は私を含め三人でとても得をした気分だった。


■06/09「Tadami Colors
大沼郡金山町大字川口字中山、かねやまふれあい広場。やって来たのは不人気のラッピング列車。当初は私もそう思ったが、只見川の色彩をイメージしたラッピング列車とその只見川や背景の青空に惹かれた。背景と輝度差がありHALF NDを使用した。


■06/22「白 々
夏の朝、川霧立つ大沼郡金山町大字大志字居平の大志集落。今まで何度も撮り川霧の中にポツンと浮かぶ集落の姿も良いけれど、川面に写る樹木の姿などこれはこれで良い風情に思えた。手前側の木々が年々成長し、引いたフレーミングは難儀するようになってきた。


■07/21「どこか遠くへ
大沼郡金山町大字中川字上田面、会津中川駅周辺の田んぼから撮影。右上の空をどう処理するか思案。すると次第に流れる雲が現れ構図を含め撮った瞬間にキタ――(゚∀゚)――!!と思った内容。夏の目が覚めるような緑稲、とても美しかったです。


■11/24「朔風払葉


河沼郡柳津町の国道252号線と並走する只見線沿線には柿の木が多い。その柿の木と只見線を撮りに行った際の一枚。この場所は大字柳津字上村甲の銀山川橋梁となり国道沿いではない。只見線といえば各只見川橋梁の絶景だが、生活圏内を走る姿も良いものだ。


さていつもは土日の何れかを朝から夜まで一日撮影に費やしていたが、昨年の後半からその時間が朝ないし夜と限定されてしまった。従って行き慣れたというのか安全牌的な撮影が多くなり、新たな撮影地の開拓や試み皆無となった。この体制は暫く続き、今後は更にマンネリ化した内容になると思われる。