写真と言葉

現在私は二つのBlogを持っており、Mainは趣味で撮った画像のみをUpし、一枚一枚への注釈などは一切ない。というのも、写真に言葉は不要であり、言葉は写真の内容ないし状況を表すタイトルだけで良いと思っている。

この画像はよく撮影を行ういわき市平薄磯字宿崎、塩屋崎灯台のある海岸だ。干潮になると岩浜に生息する海草やコケ、そして昔々人力で構築された防波堤跡が姿を現す。今まで何度となくその防波堤跡の撮影を行うも、どのように表現してよいかが未だ分からない。

先日、被写体に寄って上の画像を撮ってみた。一度でもこの場所に立った人なら分かるかも知れないが、一般的には荒れた草ムラの水溜りのようにしか見えない。つまりこの画像に対し「干潮になると現れる防波堤跡云々‥」といった説明が必要となり、それは自分にとって写真でありながら写真ではなく、偉そうなことを云わせて貰えば絵日記や状況説明写真の類になってしまう。

それらを避けるのであれば潮が満ちる頃、ないし上記画像のように一目で海岸ということを認識できる構図が必要となるのだが、そうなると主とする防波堤跡の存在感が希薄になり、今以って表現方法が覚束ない理由でもある。


写真がBlogやHPなどで人目に触れた際、以前も書いたようにその写真の良し悪しの判断を下すのは見る側である。然るに良し悪しの判断の一端を文章に頼ることなく、写真とタイトルだけで想像と理解を促すような”モノ”を撮りたいと度々努力をするも、気ばかりが先立ち技術は追い付かず、ひたすら無策焦燥の念に浸るばかり‥。

いわき市小名浜 ”味世屋食堂”

一月に続きいわき市小名浜竹町 ”味世屋食堂”へ行く。前回は我がセオリー通りチャーシューメンを食し、鶏ガラのサッパリ感が良かった反面、ストレートの細麺に変な味があり気になった。
そんな訳で今回も偶然なのか、店前の二台置ける駐車場の一台分が空いていた。そして前回の記事で書いたように五目ラーメンをオーダーする。

塩味の五目ラーメンは画像のようにビジュアル的に素晴らしいです。まずはスープを一口‥ん、しょっぱい、そして魚介系の味が口に残る。筍や木耳、そしてチャーシューなどが美味いのにとても残念。塩に魚介は合わないだろうというか、個人的に魚介系の味はどうも苦手なので、どうしても辛口批評になってしまう。

今回は麺に変な味は乗ってないが、次回はオーソドックスにしょう油ラーメンをオーダーした方が良さそうだ。
因みに此処に来る前にチーナン食堂に回ったのだが、15:00を過ぎているのに八人が入店待ちの状況で此方に来た。此方は此方で客足が途絶えることなかった。どちらも並んでまで食べたいというラーメンではないのだが、塩辛さや魚介系のスープなどなどいわき方面の味の好みと私の好みは何か違うだろうか‥と、ふと思った。


いわき市小名浜竹町23-1 月曜定休

東白川郡塙町 雷滝+etc

昨日は東白川郡塙町経由でいわき方面へ行く。まずは東白川郡塙町大字湯岐字湯岐、湯岐温泉にある雷滝。昨年も今頃に訪れたのだが、自分では春の撮影は此処から始るといった感がある。因みに雷滝とは、画像の滝から下流も含めた流れを総じて雷滝と称される。


「山覚める ①」~ F8・SS1/5・ISO160・C-PL+ND8 ~


「山覚める ②」~ F8・SS1/8・ISO200・C-PL+ND8 ~


3.11の一ヵ月後の初訪問以来、個人的に春の撮影は此処から始るといった感がある。水量は昨年と比較するとやや少ないが、特徴でもある二股の流れはあったので一安心。
滝撮影では欠かせないC-PLであるが、この滝は手前の大きな岩など各々の形状があり、例えばその大きな岩でC-PLの効果を調整すると他の岩々が真っ黒になってしまうなどとても厄介で、帰宅後PCで見ると残念な結果になっていることが多々あった。従って今回はC-PLブラケットとでも云うのか、同じ構図で効果を変えながらの撮影を行う。


①は広角レンズで撮影。太陽は顔を出したり雲に隠れたりの状況であり、隠れたタイミングで撮影を行う。レタッチはWBと色調で青味を除去しやや暖色味を出す。また全体的に刺々しい印象があり、滝と手前の岩を除きぼかし効果を施す。露出は水流の表情を捉えるため1/5~1/8秒のSSとしたのだが、水量が少ないこともありもうちょい低速でも良かったかも知れない。因みにタイトルは昨年同様とした。


国道349/289号線でいわき市勿来から平薄磯字宿崎へ向かう。この日は12:54が干潮となり、岩浜のコケや海草類が緑色を強くし始めた様子を撮ろうと決めていたのだが、曇天模様で想定する流れるような雲が現れず断念した。

続いて先週03/11にプチロケハンを行った常磐水野谷町千代鶴の梅林寺へ向かう。相変わらず今にも降りそうな空模様に梅の花は全く冴えません。知る人は知っているけど、そもそも花の撮影が苦手な私としては花そのものより風景的な捉え方をする。


「梅のにほひにめぐりくる」~ F8・SS1/4・ISO200・C-PL ~


散策してみると立ち位置がとても難しい。左側に本堂の屋根があり、右には枯れたバナナの木があるなどとても狭い構図のフレーミングとなる。加えて梅の盛りは終わりに近く曇天模様で色合いは全く映えない状況だった。


露出は上記の状況を含め後のレタッチを想定し撮影する。その内容はイメージとして暗さの中に引き立つ梅とお堂なのだが、通常露出で撮って後に暗くするか、反対に暗く撮って後に明るくするか、両方の露出で撮影を行い結果としては前者を選択した。
レタッチは梅とお堂を除きアンダー補正の後、梅の花を色彩と明暗を補正。C-PLを装着していたが、それでもSS1/4秒の暗い環境のため赤味の発色がよく、梅の花もそれ程の補正は必要としない。


夜はマリンタワーの近くとなる小名浜下神白字大作から小名浜港、アクアマリンふくしまの夜景の撮影。眼下には民家や背丈のある樹木があり構図的に難しい場所だ。
さてさて天候が芳しくなく夜の撮影を終えた頃の雨が降り始めたが、この日も寒いいわき市でありました。それでも風が止むとちょっとは暖かさを感じるのだが、未だ春遠からじといった陽気でありました。


@タイトル付きの画像はMain Blogをご覧下さい。


写真構図のお話し

写真の構図には日の丸構図、二分割、三角構図、対角線構図などなど様々あり、更には数学的要素から成る黄金比率になると既に訳が分からない。これらの指南書を読むとその黄金比で撮ることのススメ的内容のものがあるが、それが全てではないし特に風景はこんなものを念頭に置きながら撮ることなど出来ない。
併し風景撮影に欠かせない三分割構図を活用しながら撮影を行うようになると、結果として黄金比になっていることが多々ある。


では三分割と黄金比を単純明快に理解するにどうすれば良いか、下は一般的アスペクト比である4:6で作図したもので、黒線が縦横各々の三分割ライン、赤丸が黄金比率に於ける被写体の主題や副題を置くポイントとなる。つまり三分割の交差点と黄金比率のポイントは同じ位置になる。

先日Main BlogにUpした下の画像、露出的なことはさておき梅の木と物置を横三分割の中央に配したフレーミングとなり、手前みそながらそれらの配置がとても心地良く感じる。

そこで作図したチャートを重ねてみると、二本の梅の木と物置きが黄金比率に近い配置となっている。先に述べたようにこれも結果的にそうなった訳だが、仮に撮影時にファインダーを覗きながら黄金比を意識していたならば、左下赤丸周辺に人が歩いて来るのを待ったかも知れない(実際のところ通行人は皆無)。

即ち自然ないし自然現象に於いては思うように行かない黄金比ではあるが、例えばテーブルフォトや人物など被写体が手の届く範囲にある場合、可能であれば被写体を動かし黄金比で撮ることに越したことはない。


作例 (タイトルをClickするとMain Blogの画像が表示されます)


岪 橋」ファインダーを覗いた時点でカメラを上に向けると黄金比だと気付いたが、構図的に吊り橋と藤の花に主点を置いた。


季至ル」三分割縦ライン構図。右側2/3に桜を配した。各配置が黄金比に近い。


Honoka」三分割横ライン構図。横ラインは水平線・地平線の撮影でよく使われる。但し船や島などの主題がある場合、三分割に拘る必要はない。


Windowsであればペイントにて画像上に線を引く、または上記のように画像とチャートを合成し構図の確認を行うと各々の位置関係が見えてきます。そして同じ場所では脳内に基本構図がインプットされ、立ち居地などに迷うことなく撮影がスムーズに進みます。
他の撮影地に於いてはこれまでとの視点が変わり様々に応用が利くようになるものの、言い換えると画像上の安定感や落ち着いた印象は面白みに欠ける内容かも知れない。


因みに一眼レフのファインダー内には格子線が表示可能となっているが、各社仕様は様々なので三分割や黄金比が交差するポイントの確認が必要です。


以上、毎度のことながら素人の他愛もない内容に付き、話し半分ということで‥。

3.11

昨日に続き3.11関連になるが、本日は昨年同様、家人といわき方面へ出掛けた。年老いた母も一緒なので行ったとて何かをする訳でもなく、在り来たりではあるが”食”や”消費”が少しでも役に立てば良いと思っている。

まずはいつも前を通る度に気になっていた、一昨年の夏にオープンした双葉郡楢葉町の復興商店街「ここなら商店街」へ行く。国道六号線沿いのため集客が良いのだろう、昼時ということもあって目的としていた”武ちゃん食堂”は満席であった。評判ではレバニラ定食が美味いとのことなので何れ再訪したい。
因みに各店舗への入り口にはスロープが設置されているなど、建物の全体的な作りは以前upした平豊間の「とよマルシェ」と似ている。

六号線を戻り久之浜町の「浜風商店街」”からすや食堂”に行く。先程の「とよマルシェ」にある”中華はまや”同様、撮影の際に度々お邪魔する店だ。

”からすや食堂”の餃子と炒飯は美味いです。厚みのある皮に包まれた餃子はニンニクが効いおり、普段はあまり餃子類を食べない母も美味しいという。

素晴らしいことに毎年この日に長野県の高校生がやって来る。震災と津波の様子を説明するボランティアも繰り出し、商店街は活気に満ち溢れる。そんな様子を見ていると、以前も書いたが此処の人達は我々以上に太く強く今を生きていると感じる。

食事を終え「道の駅 よつくら港」で買い物をする。外では献花台が設けられ、14:46にサイレンが鳴る。黙祷の後に愚生も花を手向けたが、ふと黙祷は14:46で良いものか疑問に思った。津波が押し寄せた40分後がその時ではないのかと思った。

帰路、プチロケハンで常磐水野谷町の”梅林寺”に寄る。その名の通り梅の名所と云われており、どのように撮ったら良いものかと散策すれば、彼岸花の葉陰にふきのとうがちらほら顔を出している。よく見れば採った後があり愚生も頂戴し夜は天麩羅にしたのだが、苦味がなくて美味しゅう御座いました。


さて今日は五年前と同じ金曜日。そして陽気も同じく冷たい風が吹き時折り雪が舞ういわきであった。明後日の日曜は改めていわき方面の撮影に来る予定だが、これからの一年どのように変わって行くのか、自分也の観点でじっくりと眺めたい。


ここなら商店街」双葉郡楢葉町北田鐘突堂5-6


とよマルシェ」いわき市平豊間字榎町73-1  ”中華はまや” 16/02/03の記事


浜風商店街」いわき市久之浜町久之浜糠塚15  ”からすや食堂” 15/12/14の記事


道の駅 よつくら港」いわき市四倉町五丁目218-1


梅林寺」 いわき市常磐水野谷町千代鶴283