酷暑の奥会津、川霧立たず

M.Hermitage

19日(土)、五月に川霧を撮影した際、早い時期からの発生は暑くなってから立ち辛くなると記したが、その通りの様相となってきた。いつも週末の撮影なので平日の状況は分からないが、川霧の立つ条件がここ数年の初夏の頃に合っているのか、梅雨を終えての盛夏は暑過ぎて水温と気温の差が無くなってしまったのだろう。


そんなことを考えながら奥会津に向かう。途中、柳津町の瑞光寺橋周辺では川霧が立ち期待するも、先に進むとその姿は消え第八只見川橋梁周辺で薄っすらと流れている程度だった。

先週と同様に太陽も登り始めこれでは直ぐに消えてしまう。拠って只見線の撮影は隅に置き、昨年の九月以来となる大沼郡金山町大字川口字堰口、尻吹峠からの大志集落俯瞰ポイントへ行ってみたところ、到着時は御覧のように山霧に拠るホワイトアウト状態だった。


A Place Where Wings Awaken ①」~ F10・SS1/160・ISO200 ~


A Place Where Wings Awaken ②」~ F10・SS1/160・ISO200 ~


ホワイトアウトであっても雨模様でなければ何れ霧は流れる。言い換えると此処からの眺めは霧が流れ始め、更に陽光が射す前のタイミングが一番美しい。尚、撮影の時間軸は②が先になる。何れも川面が穏やかで空や雲が一面に写り込んだ。その様は特に①のように雲上に浮いている山野の如く、ぽっかりと開いた大穴に下界の雲間が広がるといった錯覚さえ引き起こす。


「風の描線と輪郭」~ F10・SS1/400・ISO200 ~


序でなので07:08頃通過の上り424Dを待つ。この時間帯になると霧は完全に消え朝日が射し込む。薄曇りなら影日向が生じないのだが、織り成す影もまた佳しか。以前は季節毎など度々来ていたが、昨年の九月には一部道路が舗装されていたことを知るなど、訪れる頻度はかなり減ってしまった。


この日から臨時の風っこが運行しており沿線にはカメラマンの姿が多数確認出来る。併しながら毎度毎度のことだがギラギラとした太陽の下では全く撮影イメージが沸かない。更には少々お疲れ気味、且つ眠気もあって午前中はいつもの場所で仮眠する。

午後になっても暑さは変わらないが、先週、八木沢スノーシェッドを撮った南会津郡只見町大字蒲生字五礼の五礼橋上から叶津川橋梁を眺めてみる。車両は14:39頃通過の上り430D。秋の紅葉に向け構図や焦点距離の確認になり、背景の山々が色付く頃が楽しみだ。

続いて南会津郡只見町大字蒲生字上原からの蒲生川橋梁へ行ってみる。橋梁の裏側といって良いのだろうか、相変わらず暑いが数本の木が落とす影に西風が吹いて心地良かった。


ふるさとへの途 op.5」~ F10・SS1/400・ISO250 ~


車両は16:11頃通過の下り427D。初夏から始まったタイトル名、「ふるさとへの途」が五作目となった。折りしも夏休みの初日となり、観光客も含め帰省客も増えてくるのだろう。そう云えば土日祝日の下り始発423Dは単行車両となるが、今日は二連となっており昨年の夏休み期間もそうだったことを思い出す。


夕刻の川霧は期待できないものの、ちょっとだけ欲を出し大沼郡金山町大字西谷字入岩からの第五只見川橋梁へ行ってみる。民家の裏になるこの場所は私有地になり、国道沿いの二軒の家のどちらかに立ち入りの了承を得る必要がある。


黄昏と鋼の鼓動」~ F8・SS1/200・ISO800 ~


車両は18:49頃通過の上り434D。この車両は先述した423Dの折り返し便。暑さは幾分治まったようだが湿度が凄い。おそらく不快指数は100%だろう、立っているだけで額や背中に汗が流れ、次第にタオルやシャツが重くなってくる。


川霧は僅かに立っては直ぐに消え行く状況だった。立つなら立つ無いなら無いをはっきりして欲しい所だが、こればかりは思うように行かない。次便となる19:03頃通過の下り431Dも撮るには撮ったものの、様々な事柄から今回はupしない。因みに434も431Dも定刻での通過になるが、おそらく乗客が0だったのか橋梁上でのスロー走行は無かった。


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