南会津郡只見町「ぶなの駅 八十里庵」
昨年11月以来となる、只見町のぶなの駅 八十里庵。店舗は国道289号線沿いの平坦な場所にあり、迷うことはないだろう。因みに国道252号線の叶津からは約2.5km程だ。

店名にもある八十里とは、国道289号線の三条市から只見町間の不通区間、約19.1kmを指す。その険しさから古くより八十里越と呼ばれてきたが、長い年月をかけて工事が進められ、実に37年を経て、2027年夏には開通を迎える予定となっている。

メニューは至ってシンプルで、昨秋から価格や内容に変わりはない。様々な食レポを見ると温かいそばも提供されているようだが、季節によって変わるのかも知れない。

外観からも分かるように、山小屋風の店内は四人席テーブル×三卓、囲炉裏六人席テーブル×一卓、小上がり六人席×二卓。尚、小上がり席に関しては席数の変更有り。

季まぐれセット @1,100円+大盛り @200円
そばは満腹感が得られ難いため、いつも大盛りを注文する。併しこの店の大盛りは通常の約1.5倍ほどあり、私でも十分満足できるボリュームでコスパは高い。そばは細打ちで冷たく〆られており、軽快な喉越しが心地良い。ただ、収穫から時間が経っているためか、そば本来の風味はあまり感じられなかった。
つゆについては、もう少しコクというか甘みがあっても良いように思う。またワサビではなく青唐辛子と醤油麹が添えられているが、私としてはやはりワサビの方が好みである。天ぷらは季まぐれの名のとおり季節ごとに内容が変わる。因みに昨秋はサツマイモやカボチャなどが添えられていたが、今回はネギやエノキの他、大きな葉物など数種類あったものの、名称までは分からなかった。
さて冒頭で来年の開通について触れたが、人や物流の流れは今後どのように変わるのだろうか。現在、只見から新潟方面へ向かうには国道252号線の六十里越がある。併し冬季は長期間通行止めとなるため、その間の交通手段は只見線に限られていた。
一方、国道289号線の八十里越は冬季も除雪を実施するとのことだが、そうなれば冬季交通を担ってきた只見線の存在意義は相対的に薄れ、赤字路線としての在り方が再び議論されるようになるのかも知れない。
南会津郡只見町大字叶津字入叶津30 不定休 (+冬季休業)