遊びをせんとや生まれけむ

M.Hermitage

04日(月)、家族で浜通りへ向かう。目的は南相馬市小高区の「子どもの遊び場 NIKOパーク」。初めて訪れたが、設備も内容も想像以上に充実していた。ただ、GW中とあって館内はかなりの賑わいで、子供たちが自由に遊び回るには少し窮屈だったようだ。


昼食後、昨秋にも訪れた南相馬市原町区金沢浦の北泉海水浴場へ向かう。海沿いはやや肌寒いものの、風はどこか柔らかく、動き回ればちょうど良い陽気だった。


遊びをせんとや生まれけむ」~ F6.3・SS1/1250・ISO200 ~


子供たちには未来しかない。遊ぶために今を生きる。靴の中に砂が入ろうが、服が濡れようが、後先のことなど考えもしない。波打ち際で跳ねる姿は、ただその瞬間の喜びだけで満ちている。だが、そんな無垢な日々をふと振り返る時が訪れ、大人への扉が静かに開く。


大人はどうしても後先を考え、靴や服の後処理ばかり気にしてしまう。自分の子どもなら仕方ないが、相手が孫となれば話しは別だ。戯れせんとや生まれけむ・・・つい、けしかける側に回ってしまう。濡れた裾を気にするより、今この一歩を踏み出す姿を応援している。


浜通りの風景は、訪れる度に時間の流れをゆっくりにしてくれる。子供たちの足跡はすぐ波に消えるが、その一瞬の輝きだけは確かに残る。海風に混じる笑い声を聞きながら、今日という日の輪郭が静かに深まって行った。


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