只見線、半夏生へと至る奥会津
05日(土)、二度続けのホワイトアウトで撮れなかった、大沼郡金山町大字水沼字沢東からの第四只見川橋梁目的で出掛ける。この日は小雨模様で湿度も高く、爆発するような川霧を想像するも所々で川面が覗く薄っすらとした状況だった。

特に目的である第四只見川橋梁から大志集落周辺は顕著であり、どうするかを迷いながらポイントへ行ってみれば御覧のような状況であり、移動するか否かを暫し悩む。

「たゆたう朝の奏鳴」~ F8・SS1/125・ISO800 ~
車両は05:40頃通過の上り422D。通過が近付くに連れ上流から霧が流れて来た。従って移動せずに撮ることにしたが、決して満足の行く内容ではない。イメージとしては川霧が全てを覆うも橋梁だけが抜けて見える、そんな理想にはなかなか出会えないものだ。併しながら何度か通って要約撮れた一枚なのでupすることにした。
所で撮影後、杉林→茂み→畑を歩いて車に向かうのだが、その畑にはクマ二頭分の足跡があった。往路の際には気付かなかったのだが、おそらくは彼等は身近な所から此方を見ているのかも知れない。因みに何年前になるだろうか、此処では50mほど先に姿を目撃している。


422D撮影後は横田方面へ向かう。まずは上画像、大沼郡金山町大字横田字上山根の第七只見川橋梁を撮ってみたのだが、どうもピンと来ない。車両は7:36頃通過の上り426D。
下画像は大沼郡金山町大字横田字山根にて08:40頃通過の下り423Dを撮る。ずっと紫陽花の開花を待っていたのだが、上部の花はまだこれからといった塩梅だ。更には雨模様により背景の空の状況や色合いが芳しくなく、可能ならば次週にもまた来てみたい。

金山町に戻り午前中最後の便を何処で撮るかを思案し、四月末以来ぶりに大沼郡金山町大字大志字古屋敷へ行ってみる。すると画像のように草木が伸び視界が遮られていたが、その合間からフレーミングしてみた。

「錆朱色に夏は歩む」~ F10・SS1/200・ISO500・C-PL ~
車両は09:41頃通過の下り425D。陽光が射しC-PLを使用。通過前は川面に写り込みがあったのだが消えてしまった。赤屋根の旧家が立ち並ぶ大志集落の傍らを通過する首都圏色車両、緑一色のこの季節の中に尚のこと際立っていた。↓動画で確認出来るように、緩い下り坂ということもあり思った以上に速度が出ているように感じる。


先週の夕刻、第三只見川橋梁を撮っていた際、川向の県道237号小栗山宮下線を往来する車の灯りが見え、もしや通行止めが解除されたのかと行ってみた。すると数年ぶりにゲートが開いており、久々に県道側からの第只見川三橋梁を見ることが出来た。
個人的には下画像の景観が好みなのだが、通子止めになる以前から懸念していた通り樹木に覆われ、滝原トンネル付近の1/3程しか確認出来ない。併しながら好みの撮影ポイントの一つでもあり、どうにかならないものかと撮ってみることにした。

「翠嶺に抱かれて」~ F10・SS1/200・ISO500 ~
車両は12:51頃通過の上り428D。前々よりほぼ縦構図で撮っており、今回も縦構図にするというか、樹木覆うこの状態での横構図は無理だ。撮ってみると二連車両なら何となるようだが、三連車両は画的に難しいだろう。
このポイントは山々の迫る樹木と橋梁・車両の対比が面白く、特に秋の紅葉時は美しかった。従って今年の秋の楽しみが増えたようだ。尚、画像上部に渡る三本の電線は消去している。

15:00台の上下便があるのだが、以前も書いたように陽射しの中での撮影は避け、久しぶりに金山町大字大塩字休場の大塩温泉共同浴場に浸かるなどで時を過ごした後、南会津郡只見町大字叶津字下稲田の叶津川橋梁へ向かう。

「ふるさとへの途 op.4」~ F8・SS1/125・ISO800 ~
車両は18:06頃通過の上り434D。叶津川橋梁では先週も夕刻の上り単行車両を撮ったのだが、その時からイメージしていた構想があった。それは画像のように旧家と単行を切り撮った構成・フレーミングになるのだが、前照灯が此方側を向く単行は夕方のこの便しかない‥と、ちょっとした拘りがあった。
また朝に横田で紫陽花と共に撮ったキハ110の下り423Dが折り返しやって来ることは既知であり、その車両が画の雰囲気に適していると判断しての撮影だった。

最後は金山町へ戻り第五只見川橋梁や大志集落の川霧を確認するが、それ程の立ち方ではなく大沼郡金山町大字本名字下屋敷からの夏井川橋梁とした。夏至から二週間が経ち、夕刻に撮っていると日が短くなっていることに気付く。そんな状況下、まずは叶津川橋梁で撮った431Dにて様子を確認、通過は19:05頃。

「灯シ渡ル」~F4.5・SS1/125・ISO1000 ~
車両は19:05頃通過の下り431D。首都圏色車両が先頭となりやって来るのはこれまた既知だったが、先述したように曇っていることもあり思った以上に暗い日没となる。そのお陰か闇を照らす前照灯の様子が窺えた。
過ぎ行く車両内を確認する。すると先頭車両に女性客が一人だけだった。夜汽車は何処となく寂しさを覚えるが、一人だけとなると尚のこと寂しさが募る。それにしても小出までの最終便に乗車する彼女は一体何処で降りるのだろう‥などと、想いを膨らませながら帰路に着く。
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