鉄と稲・・・午後の部

M.Hermitage

13日(土)、午後の部。午前の部で触れたよう、首都圏色の車両を活かす撮影ポイントを考慮し、河沼郡柳津町大字細八字大巻甲へ向かう。毎秋訪れている場所でもあり、今年も稲とソバの花の共演が見られた。

もう何年前になるだろうか、電気柵が設けられ田園に近付くことが出来なくなった。従って踏み越えることなく可能な範囲で撮影を行う。そして車両通過前、此処でも動きのある雲が佳い景観を演出していたのだが‥。


落ツ蝉鳴ク」~ 10・SS1/400・ISO500 ~


車両は13:29頃通過の上り428D。結果的に雲は流れてしまい単調な空になる。それでも僅かに赤味が残りそれを活かすことにした。小雨が降ったり止んだりの中、遠くからか細く蝉の鳴き声が耳に届く。それは秋の虫の鳴き声に掻き消され夏の勢いは無い。緑一色だった大地も変わるように、生物もその盛衰を知る季節となってきたようだ。


柳津町を後にし再び金山町横田方面へ向かう。まずは大沼郡金山町大字横田字上山根の第七只見川橋梁だが、以前の撮影記で書いたように線路沿い周辺の草刈りが行われ見通しが効く。


風の律」~ 10・SS1/400・ISO400 ~


車両は15:01頃通過の上り430D。撮影記のタイトルが”鉄と稲”でもあり、橋梁は副題といった趣き。車両が目の前を過ぎる様子も撮ったが、敢えてこの一枚を選んだ。多くの人が橋梁を前にし橋梁を主題に撮る中、そこから離れて立っていたのは私だけだった。


最後は近くの大沼郡金山町大字横田字山根にて撮影。以前は車両下部が草に隠れてしまっていたが、此処も草刈りが行われ撮影が可能となった。この時間帯になるとやや暑さが戻った感があり、汗が流れるも先々週訪れた際とは雲泥の差がある。


玄鳥去」~ F10・SS1/400・ISO320 ~


車両は15:53頃通過の下り427D。空には雲の表情が残っていた。幾度となく撮っている景観だが、それでも飽きないのは見ていて心が落ち着くからだろう。奥会津にはそんな景観が多々あり、それが度々通う大きな要因になっている。


畦道には草刈りをする若い農夫の姿があった。話を聞くと稲刈りは10月になってからとのこと。画像には写っていないが、左側田んぼの酒米が先になるようだ。拠ってこの景色を撮る機会もあと僅か。稲刈りが終われば鳥の姿も消え、大地はさらに静まり返ることだろう。


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