雀らの声も硬うはなりました

M.Hermitage

27日(土)、色付く只見線沿いの田んぼの撮影もそろそろ終わりだろう‥と、思いながら会津平に行ってみる。前日は暑さを感じる陽気となるが、打って変わって朝は冷え込み、会津平では秋から冬の放射霧が発生していた。

とは云えそれは東側の空に限られ頭上を覆うような規模ではなかった。また予想通り多くの田んぼでは稲刈りが終わり、会津平での撮影は見送る。画像は放射霧の合間から昇る太陽。このタイミングで列車が通過すれば申し分ないが、始発便はまだ先のことになる。

そんな理由から先々週も撮った河沼郡柳津町大字細八字大巻甲へ行ってみる。この周辺でも霧が立っており、趣きのある景観となっていた。ただ残念なことに、ソバ畑の向こう側の田んぼは既に稲刈りが終わったようだ。


雷乃収声」~ F10・SS1/400・ISO640 ~


車両は06:27頃通過の上り422D。立ち位置は先々週より左側になる。背景の山々には少しずつ陽が射し霧は消え始めるが、これはこれで佳き景観だと思った。この時間となっても空気は冷え冷えとしており、厚手のジャンバーが必要なほどであり、タイトルのように暑かった夏は去り雷も収まる季節になってきたのだと改めて気付く。


柳津町を後にし毎度の大沼郡金山町大字横田字山根へ向かう。奥会津方面は陽光が届かず霧は更に濃くなり、画像のような状況になっていた。珍しく此処で撮る方が居り、上下便を撮る間に色々と話す。東京から来れられた方で、この後、偶然にも会津中川駅でも会った。


朝霧の通奏」~ F10・SS1/500・ISO320 ~


車両は07:38頃通過の上り426D。私的定番構図の一枚。彼方の第七只見川橋梁を渡る際、そして渡った後と数度警笛が鳴る。この便は只見駅からの始発便になるのだが、その警笛は週末の集落に時を告げているようだった。


↓動画でご覧頂けるように、線路に近い場所での撮影は通過する車両の風圧や振動など肌で感じることが出来、撮った感が有るとでも云うのかそれがなかなか良かったりする。


426D通過から約一時間後の便を何処で撮るか、あちこち歩き敢えて稲刈りが終わった田んぼで撮ることにした。選んだのには東側の空が如何にも秋らしく、それも大きな要因。因みに矢印は426Dを撮った立ち位置周辺になる。


雀らの声も硬うはなりました」~ F10・SS1/500・ISO200 ~


車両は08:40頃通過の下り423D。秋の空は美しい。そして光彩も良く腕が上がったのかと思う程だ。稲刈り後の田んぼも好みで、朽ちて荒れた感に何故か惹かれる。所で雀の鳴き声を聞かなくなった。住宅事情の変化も原因の一つのようだが、旧家が多いこの地域でも姿を見掛けない。そして稲刈りが終われば、尚のことそうなるのだろう。


午前中最後は大沼郡金山町大字中川字荻付の会津中川駅裏からの撮影。車両は09:38頃通過の下り425D。コスモスが咲いており、それを活かそうとしたが線路沿いの雑草や陽射し加減などにより上手く行かずとなる。


金山町から会津平に戻り午後の撮影も考えたが、毎秋撮っている彼岸花が頭にあり帰路に着くことにした。昼が近くなると気温も上昇し車内ではエアコンを使うものの、外に立っても汗が流れることもなく過ごし易い日だった。


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