郡山市日和田町「白河手打中華そば ヱビスヤ」
気付けば去年の六月以来、好物の白河ラーメンを口にしていなかった。そう思い立ち郡山方面へと向かったものの、目当ての店は生憎の臨時休業。そこで三年ぶりに「白河手打中華そば ヱビスヤ」の暖簾を潜ることにした。平日故に混雑もなく滞りなく入店できた。

立地が住宅街ということもあってか、客層は近所から歩いてきたと思われるご年配の方や、女性のひとり客も目立つ。平日の穏やかな光景だが、週末ともなれば一転してファミリー層やグループ客で賑わうのだろう。

券売機を眺めると、メニュー構成に大きな変化はないようだ。因みに前回訪問時と比べると、中華そばが50円値上がりしている一方で、何故かチャーシュー麺は30円値下がりしていた。

高い天井の吹き抜けや中央に配置されたカウンター席など、店内の造りは白河のとら食堂を彷彿とさせる。 客席は四人掛けテーブルが四卓、六人用の小上がりが四卓、そしてカウンターが十二席と、ゆったりとした空間が確保されている。

中華そば @930円+大盛り 250円
美しい琥珀色のスープと鶏出汁醤油の芳醇な香りが鼻腔をくすぐる。まずはスープを一口。キレのある醤油の風味が口内に広がり、無化調ならではの身体にスッと染み渡るような感覚……これこそが白河ラーメンの醍醐味だ。尚、何故か大盛り料金も前回より20円安くなっていた。

そして白河ラーメンの代名詞といえば、このピロピロ麺だ。これが食べたくて足を運んでいると云っても過言ではない。 独特のすすり心地を残しながらも、適度な押し返しのある噛み応え。この麺を存分に味わいたくて、いつも決まって大盛りを注文してしまう。
最近、本当に旨い麺に出会うと、チャーシューなどのトッピングに頼らなくなってきた。豪華な具材よりも、スープと麺そのものをシンプルに堪能する。自分のラーメンの楽しみ方が、少しずつ変化してきたようだ。
郡山市日和田町字千峯坦61-1 火曜定休