只見線、紅黄兆ス
25日(土)、紅葉の具合は如何なものかと二週間ぶりの奥会津だが、結論を先に述べれば良い感じで進行していると云った状況だった。昨年の今頃は酷暑の影響で変色し落葉する木々も目立ったが、今年は今のところ順調に推移しているようだ。

何処で撮るかを見て歩き、まずは山霧と写り込みが目を惹いた大沼郡金山町大字西谷字沖田の第五只見川橋梁に決めた。此処に立つのは八月中頃の夜以来になるだろうか、気が付けば足元の木々が伐採され見通しが良くなっていた。ガイドブックに載るような撮影ポイントはこのように伐採などが行われるが、景観の改善を行って欲しい場所は他にも多々ある。

「紅黄兆ス ①」~ F8・SS1/160・ISO500 ~
車両は07:58頃通過の上り426D。川面の写り込みは良し悪しを繰り返すものの、通過時には画像のように整う。また山霧も良い感じで残っていた。暫く見ていなかったキハE120の国鉄色が、背景に彩りを添えているように思えた。

続いて約20分後の下り423Dを大沼郡金山町大字西谷字下川原から撮る。足場は雑草が伸び放題となり行く手を阻むが、その成長は終わり枯れ始めていた。

「紅黄兆ス ②」~ F8・SS1/160・ISO200 ~
車両は08:18頃通過。残念ながら通過時に川面が荒れ、思い描く写り込みにはならなかった。また此方からの撮影は紅葉が更に進んでからの方が良さそうだ。尚、いつものように画像左上を横切る電線は処理してある
所で此処に来る前に会津川口駅に寄って確認した上り二便目の424D、そしてこの423Dは通常単行車両なのだが、その理由は後々分かることになる。

第五只見川橋梁で撮影した423Dを追い、南会津郡只見町大字叶津字下八木沢の叶津川橋梁へ向かう。金山町と只見町の色付き具合に大きな差は見られなかったが、今後はその差が顕著になるだろう。また川辺など水の流れる場所では他より早く進む傾向にあるようだ。

「軋む静寂」~ F10・SS1/125・ISO200 ~
車両は先程の423D、通過は09:01頃。刈り取りが終わり静まり返る秋の朝、円を描く叶津川橋梁上をスキール音を立てながら低速で進む。そんな景観を眺めていると日々の憂さも忘れ、ゆっくりとした穏やかな時間の流れを感じる。

叶津川橋梁から会津川口駅に戻ると09:40着の下り425Dが入線していた。425Dは同駅の上り始発便である422Dが会津若松駅で折り返すのだが、朝確認した際の車両と異なる。先述した単行車両が二連だったりと、調べてみると今月末と来月初旬の週末、普通列車を活用した臨時列車が運行しており、車両運用がいつもと異なる。
通常この425Dは上り428Dとして同駅を12:29に折り返すが、臨時列車の下り9427Dとして12:25に小出駅に向かう。因みに臨時列車なので車両番号は四桁になる。

午後からは大沼郡金山町大字沼沢字椿平の第三只見川橋梁に行く。此処での撮影は七月以来となり、この先の色付き具合が楽しみな場所だが、橋梁右側の木々に景観が遮られるのが残念。キハ40が走行していた頃は見通しが良く定番ポイントの一つだった。

「降 秋」~ F10・SS1/200・ISO400 ~
車両は12:51頃通過の上り9428D。本来は会津川口駅発の428Dだが、小出駅発の臨時列車となる。以前は三両編成車両も撮れたが、先述したように現在は橋梁の一部が木々に隠れ二両で目一杯となり窮屈な感じがする。それでも急峻な山々から秋が降りて来るような眺めは矢張り良い。上部には電線が横切るが敢えて処理はしていない。
撮影後は会津平に行ってみようかと思うが、奥会津然り稲刈りが終わると撮るべき景観、イメージが沸かず帰ることにした。そんなこともあってかこの日は橋梁ばかり撮っており、これから益々紅葉が進めば同じ場所を二度三度と撮ることになるだろう。
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