南会津郡只見町 旧田子倉駅周辺+etc

28日(日)、先週、様子見を行った南会津郡只見町、大沼郡金山町・三島町の只見線撮影に出掛ける。一週間が過ぎ山々はだいぶ色付いていた。

最初の目的である南会津郡只見町大字田子倉字後山、国道252号線沿いからの旧田子倉駅方面の俯瞰ポイントだが、結論を先に書いてしまうと天候が良すぎで輝度差が生じ、思うような画にはならずだった。


それにしても何故か人出が多い。聞けば27日と28日は快速「只見紅葉満喫号」が運行されるとのこと。五月には同地で「快速只見新緑満喫号」、そして先週は会津高田で「風っこ只見線紅葉号」に遭遇。これって運が良いのかな‥というか、日ごろ運の無い私だが、知らず知らずこんなことで運を使い切っているのかも知れない w

という訳で国道のガード下からの撮影を行うが、陽射しは強く上手く行かない。そもそも風景として捉える紅葉はしっとりとした薄曇りが好みであり、撮るには撮ったがギラギラ感が強くなってしまった。


因みに快速「只見紅葉満喫号」はキハ47形国鉄色の2両編成で首都圏色、タラコ色と称される赤い車両だ。下の動画は2422D~2423D~只見紅葉満喫号の三便。

午後は大沼郡三島町大字早戸字下ノ原の第三只見川橋梁から撮影を始める。国道252号線のスノーシェッド内からの定番位置。車両は12:50頃通過の上り428D。時間的に逆光となり、日除けの傘を立てて撮影を行う。


秋ヲ見下ロシテ」~ F8・SS1/200・ISO320 ~


薄っすらと雲がかかりギラギラ感は無いものの、川面の写り込みなどなど自然+鉄道撮影のタイミングの難しさを実感する。つまり風景として撮るならば陽射し、写り込みなどなどベストのタイミングで撮れば良いのだが、主役の出現はそれらを待ってはくれない。


光の具合と弱い霞の影響か描写が芳しくない。従ってコントラストを調整し透明感を補正すると共に、暖色系の色合いをやや強調する。


続いて大沼郡金山町大字水沼の第四只見川橋梁。車両は14:48頃通過の下り427D。上画像を見ると日向と日陰がある状態だが、この時期の車両通過時は陽が陰り、イメージ通りのしっとりした光景となる。


秋纏ふ」~ F8・SS1/250・ISO500 ~


このような情景をファインダー越しに見るとドキドキします。そのドキドキとは色合いや光の具合などなど、後の補正を必要としない世界が広がる。実際この画像は後の補正を必要としない撮って出しに近いもので、特に説明が要らない内容と云える。


この日最後は大沼郡三島町大字浅岐からの第三只見川橋梁。先の「秋ヲ見下ロシテ」と異なる旧道側からの撮影。車両は15:50頃通過の上り430D。 先ほど運が無いと言いながら「秋纏ウ」の427Dは三両編成、折り返し便となる430Dも三両編成となり、休日ながら三両編成の車両を撮ることが出来た。


毎秋、此処で撮っているが気になるのは手前側の雑木。年々伸びてトンネルや橋梁が隠れてしまう勢いだ。先の国道側は伐採して見晴らしが良くなったのだが、此方側もお願いできないものか‥と、常々思う。


秋深シ」~ F6.3・SS1/200・ISO800 ~


この時期のこの時間は陽射しがやや残るのだが、曇りとなりしっとり感が更に増す。併しながら秋の日陰はそれなりに暗く絞りとISOで明度の調整を行う。昨年の画像と見比べると右側樹木の枝がなくなり、幾分見通しは良くなった。


現像は紅葉の色合いをやや+補正。日陰でキハの車体が寒色気味となりやや暖色に補正。更に全体的なコントラストと明度を+補正する。下動画は第四只見川橋梁427Dと第三只見川橋梁 430Dです。


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