河沼郡会津坂下町「食堂いしやま」

M.Hermitage

五年ぶりに会津坂下町の名物、食堂いしやまの冷やしラーメンを食した。暑い時でも熱いラーメンを好むが、体調なのかこの日はさっぱりしたものが食べたかった。

県道22号線沿いの町内にある店舗。駐車場は店の両隣にあるが、月極駐車所の一角になるなど置ける場所が決められており、そして狭い。

五年前と比べメニューはだいぶ減ったようだ。特に各手打ちそばが一切無くなり、ラーメンの種類も少なくなった。ミニチャーシュー丼やミニカレー丼などのセットのミニ丼もあり、冷しラーメンは120円の値上げとなっていた。

店内は四人席テーブル×二卓、小上がり四人席×三卓(一卓は囲炉裏風)。昔ながらの店作りであり、特に小上がり席で背中を合わせるとやや窮屈な印象。73年前からある冷しラーメンだが、その名を多くの人が知ったのは何時頃だったろう。

冷しラーメン @800円+大盛り @150円


涼しげに氷が浮いたスープは澄んだ黄金色。浮いてる脂分は皆無。具はチャーシューとシナチク、そしてみじん切りの玉ねぎと至ってシンプル。まずはスープを一口、端麗な中に醤油の程よい塩気と豚ダシの風味が心地良い。


ラーメンならば動物性の脂で旨味が増すが、脂は冷やすと固まってしまうため二日かけて脂をこす。従って先述したようにスープには脂が浮いておらず、チャーシューも脂分の少ないロースが使用されている。

冷水でと〆られた中太ちぢれ麺のコシがあり、キンキンに冷やされたスープに絡む。そして辛みのない玉ねぎのシャリシャリ感が更に食をそそる。


総体的に熱いラーメンを冷たくしたというイメージでは濃厚さやインパクトに欠ける一杯。つまり夏でも熱いラーメンや濃厚さを求める方には不向きだが、その評価は美味い不味いというより、個人の好みの違いが大きく反映されると思う。


河沼郡会津坂下町市中字二番甲3617 不定休