東白川郡塙町 雷滝+etc

昨日は東白川郡塙町経由でいわき方面へ行く。まずは東白川郡塙町大字湯岐字湯岐、湯岐温泉にある雷滝。昨年も今頃に訪れたのだが、自分では春の撮影は此処から始るといった感がある。因みに雷滝とは、画像の滝から下流も含めた流れを総じて雷滝と称される。


山覚める ①~ F8・SS1/5・ISO160・C-PL+ND8 ~


山覚める ②~ F8・SS1/8・ISO200・C-PL+ND8 ~


3.11の一ヵ月後の初訪問以来、個人的に春の撮影は此処から始るといった感がある。水量は昨年と比較するとやや少ないが、特徴でもある二股の流れはあったので一安心。
滝撮影では欠かせないC-PLであるが、この滝は手前の大きな岩など各々の形状があり、例えばその大きな岩でC-PLの効果を調整すると他の岩々が真っ黒になってしまうなどとても厄介で、帰宅後PCで見ると残念な結果になっていることが多々あった。従って今回はC-PLブラケットとでも云うのか、同じ構図で効果を変えながらの撮影を行う。


①は広角レンズで撮影。太陽は顔を出したり雲に隠れたりの状況であり、隠れたタイミングで撮影を行う。レタッチはWBと色調で青味を除去しやや暖色味を出す。また全体的に刺々しい印象があり、滝と手前の岩を除きぼかし効果を施す。露出は水流の表情を捉えるため1/5~1/8秒のSSとしたのだが、水量が少ないこともありもうちょい低速でも良かったかも知れない。因みにタイトルは昨年同様とした。


国道349/289号線でいわき市勿来から平薄磯字宿崎へ向かう。この日は12:54が干潮となり、岩浜のコケや海草類が緑色を強くし始めた様子を撮ろうと決めていたのだが、曇天模様で想定する流れるような雲が現れず断念した。

続いて先週03/11にプチロケハンを行った常磐水野谷町千代鶴の梅林寺へ向かう。相変わらず今にも降りそうな空模様に梅の花は全く冴えません。知る人は知っているけど、そもそも花の撮影が苦手な私としては花そのものより風景的な捉え方をする。


梅のにほひにめぐりくる~ F8・SS1/4・ISO200・C-PL ~


散策してみると立ち位置がとても難しい。左側に本堂の屋根があり、右には枯れたバナナの木があるなどとても狭い構図のフレーミングとなる。加えて梅の盛りは終わりに近く曇天模様で色合いは全く映えない状況だった。


露出は上記の状況を含め後のレタッチを想定し撮影する。その内容はイメージとして暗さの中に引き立つ梅とお堂なのだが、通常露出で撮って後に暗くするか、反対に暗く撮って後に明るくするか、両方の露出で撮影を行い結果としては前者を選択した。
レタッチは梅とお堂を除きアンダー補正の後、梅の花を色彩と明暗を補正。C-PLを装着していたが、それでもSS1/4秒の暗い環境のため赤味の発色がよく、梅の花もそれ程の補正は必要としない。


夜はマリンタワーの近くとなる小名浜下神白字大作から小名浜港、アクアマリンふくしまの夜景の撮影。眼下には民家や背丈のある樹木があり構図的に難しい場所だ。
さてさて天候が芳しくなく夜の撮影を終えた頃の雨が降り始めたが、この日も寒いいわき市でありました。それでも風が止むとちょっとは暖かさを感じるのだが、未だ春遠からじといった陽気でありました。


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