日立市東河内町 玉簾の滝+etc

国道349号線、セブンイレブン日立下深荻町店周辺より日立市東河内町々内へ向かう交差点があり、その交差点周辺に玉簾の滝(たまだれのたき)の案内板を見かける。
今まで東茨城郡大洗町磯浜町へ向かう途中、何度か寄ったことがあるのだが、冬季や春先だったので景観が宜しくなく撮影することはなかったものの、28日の日曜はその大洗町の帰り滝周囲の緑の様がよく撮影を行った。


滝自体は玉簾寺(ぎょくれんじ)の境内にある。以下はネットからの引用。


【寺院名】瀑布山 玉簾寺(ぎょくれんじ)
【宗派名】臨済宗円覚寺派
【別名】玉簾観音
【住所】茨城県日立市東河内町899
【本尊】聖観世音菩薩
【開山】天運禅師
【開基】徳川光圀
【由緒】玉簾寺は延宝六年(1678)、藩主徳川光圀公の創建されたものである。光圀公がこの地に参られた際、巌に砕け散って落ちる清瀑を見ていると、滝の辺りに霊光が輝き観世音菩薩の尊容を霊感し、その容姿が江戸小石川の藩邸に守護仏として伝わる菩薩であったので、工匠に命じ堂宇を建立してこれを祀り、瀑布山玉簾寺と命名した。その後、安産守護の祈願所とされ歴代の藩主も堂宇の修理に意を注ぎ深く信仰された。文化年中(1804-18)および明治十七年(1884)の再度の火災によって、鐘楼山門を初め諸堂を焼失したが、観音堂のみはその火災を免れて昔の姿を現存している。本尊観世音菩薩は、霊験あらたかに世人の一切の苦悩を救い給うとして、それを慕う善男善女が菩薩の大慈悲心に救いを求め、安産を願い家内安隠を祈る参詣人があとを絶たない。
【寺宝】本尊観世音菩薩/玉簾の滝--岩石の間から落ちる水は四季絶えることなく巌(いわお)に散って、その景観はちょうど玉散る簾(すだれ)のようであることから光圀公より命名された/芭蕉句碑/その他多数

寺は現在観光での拝観は不可となっており、安産祈願など参拝される方のみ境内に入れる。また同様に駐車場も参拝者専用となり、その他は必然的に路上駐車となる。

滝の右側に滝見の小屋があり、此処からの眺めが一番良いと思われるが、上記のように橋の上から眺めるだけになる。滝は凡そ18mと云われ、サラサラと落ちる様がとても涼やかであり、モミジかカエデか紅葉時も期待できる光景だ。


玉簾の滝~ F8・SS1/2・ISO200・C-PL ~


撮影時刻は16:00頃、引いて撮るとどうしても余計なものまで入り込んでしまい、橋の反対側に立ちやや望遠で撮る。滝自体に陽は射さないが時折り木漏れ日が落ちて輝度差が生じる。
この輝度差を用いた露出でも構わないのだが、橋にあるガードレールがレフ板の役目となり光が乱反射する。従って太陽が雲に隠れる時を待って撮影を行った。日陰ということもありNDは使わずC-PLのみ。SS1.6秒~1/8秒まで色々と試みたが水流の形状に大差はなかった。


話しが前後するが昼前は大洗町の神磯鳥居で撮影を行った。週末に天候が崩れ更に寒くなったのだが、雨が降ることはなく雲間からは青空が見える空模様となった。併し風が強く波は高く、潮飛沫が霞のように舞っていた。
水着姿の人は流石にもう居ないが、それでも多くの人達が夏の終わりを楽しいでいるようだった。そういえばその夏の終わりということもあるのか、近くの大洗水族館が大盛況のようで道沿いはいつも以上に車が溢れていた。


天地始粛~ F8・SS8・ISO100・C-PL+ND400・Double Exposure ~


当初5000k周辺のWBであったが、荒れた海は色合いが悪く暖色系になってしまい4200k周辺で青を強調するをる。C-PLの効果は空の青味を強調したのだが、後にPCで見ると彩度が強過ぎるためマイナス補正した。先に書いた強風により三脚が安定せず多くの写真がボツとなったのだが、Blogにupした画像はイメージする波の形状がなかなか現れず二重露出を行った。


因みにタイトルの「天地始粛」(てんちはじめてさむし)は七十二候の一つで二十四節気の処暑の次候、8月28日~9月1日頃に相当する。ようやく暑さが鎮まるという意。


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