2015/02 撮影記

●01日 いわき市平 二見ヶ浦

蒼 月~ F8・SSVarious・ISO200・C-PL ~


国道289号線でいわきに向かう。連続で通っているので何を撮るといったプランがなく、平豊間合磯の二見ヶ浦周辺で時を過ごす。二見ヶ浦は3.11の津波で岩が壊れる前は伊勢市の夫婦岩に似た景観であったのだが、現在は画像のようになっている。


プランがないのでイメージも湧かず、更には強い海風に身体は凍え三脚も飛ばされそうで撮影は思うように行かない。併しまだ明るい空に上った月を撮り込む画作りを思案する。月はかなり高く海上の岩々とはファインダー内に収まらず、月は手持ち海は三脚に載せ二重露出で撮る。重要な月の位置はファインダー内のグリッド線で凡その目星を付けるが、何度かの撮り直しを行う。暗くなり水平線の彼方を行く大型船の光跡を多重露出で作画するが、月が明るすぎ思い描くような結果にならず断念した。


●14日 相馬市岩子+etc

Honoka~ F8・SS1.6・ISO200・C-PL ~


今日は夜明け時が目的なので早朝よりの出発となった。到着すれば確かに天気予報通り晴れてはいるが、水平線上に厚い雲があり映え渡るような光景は期待出来なかった。従って水面に反射する淡い色彩に主眼を置いてみたのだが、捉え所のないような絵になってしまったというか、もっと抽象画のような方向へ持って行けば良かったのだろうか。


撮影はC-PLを使用、太陽が登らない内は色彩が汚く水面を照らし始めた時を撮る。因みに左画像の太陽が登る前のSSは6秒、登った後は1.6秒、先月の撮影記でも触れたが、内海の波の表情は必要以上に長露とはしない方が良い。


瞬 光~ F10・SS1/10・ISO100・C-PL ~


続いて昨年末にも訪れたいわき市四倉町八茎の八茎不動滝へ向かう。というのも、その際の写真をブログにupはしていたものの面白くなく撮り直しを行うためだ。イメージとしてはブログにupしていた画像同様、滝より岩場に根を張った木がメインになる。この木の上部には葉が茂り構図としてどこ迄のフレーミングを行うか、その辺りが思案の為所だ。


撮影は露出的にC-PLのみでNDは使用せず、陽射しによる輝度差を解消するため全体像は日が陰る瞬間を待つ。先程の構図だが、木の殆どをフレーミングすると根元の生命力が希薄になり、中間部までを縦構図で納めた。陽射しが陰るのを待つ間、滝の横側に立つと虹が現れており、水流に露出を合わせ撮影を行った。


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