磐城街道

田村郡小野町よりいわき市四ツ倉に向かう県道41号線は磐城街道とも呼ばれ、小野町の夏井川千本桜や紅葉の名所となる街道沿いの夏井川渓谷を始め、背戸峨廊、籠場の滝、鹿又川渓谷、そしてJR磐越東線などなど各所に田舎の風情を残す街道でもある。

但し生活圏を流れる川なので水質は芳しくなく、いつも以上に今日はかなり濁っていた。また車は交互に通行出来るものの駐車スペースなく、ゆっくり眺めることが出来ないのが残念である。因みに磐城街道と夏井川の傍らにはゆうゆうあぶくまラインと称される磐越東線が走り、踏み切りの多い街道となっている。

個人的に四ツ倉に出る際は磐城街道を使い、その度に目を惹く光景があるものの駐車スペースの件などで車を停めることは無かったが、目を惹く景色を行く先々に点在する。上は籠場の滝。此処は道路脇に一~二台おけるが、滝の正面に出るには道から川への急傾斜を降りる必要がある。度々眺めてはいるが風が強かったり水が濁っていたりで未だ撮る気で撮ったことがない。

磐城街道沿いのいわき市川前町を行ったり来たりしていたが、もしかすると撮鉄が喜びそうな景観も多々ありです。実際三脚を所々で見かけたけど、単線なのでなかなか電車が来ません。三時間程この辺りをぶらぶらしていたが、最初に往復の電車が行っただけで後の往来は気が付かなかった。

季節は正に目に青葉となり、いよいよ滝撮りの時期到来といった感じだ。川前町から四ツ倉へ降ると小川町となり水力発電所が点在するようになる。その中の夏井川第三発電所には勇人橋という人のみ通行可の木橋があり、絵的にどうかなと思っていたが此処も駐車スペースがなく、川向かいから発電所に回ってみたところ、これが久々に果たして先に行けるのか状態の道でありました。結果としてダムに辿り着いたものの、写真的にはどうもイマイチのような感じで時期や構図などなど更なる研究が必要だ。


今ほどの小川町塩田より磐城街道は国道399号線となりいわき市内へ向かい、一方の県道41号線は四ツ倉の国道六号線へ向かう。四ツ倉からはお約束通り波立海岸並ぶに弁天島へ向かうが、干潮及び海岸に並べられたテトラポットの山々を見て写欲が失せてしまった。確か以前も書いたけど、何れこのテトラポットを海に並べるようになるとのことだが、そうなると勿来海岸の鳥居のように弁天島の背景にもテトラポッドが見え隠れするようになるかも知れない。

ふと気付けば一年以上塩屋崎灯台を撮っていない。ということで海沿いの県道382号線で薄磯に向かう。津波で多くの被害と景観が損なわれた道だが、枯れた松は伐採、そして新舞子付近は大掛かりな堤防の工事が行われていた。更に塩屋崎灯台に着いてみれば、つい数ヶ月前は下りることが出来なかった海岸の工事が終わったようだ。震災及び津波による復旧は生活に関わる工事が最優先であったが、少しずつ観光方面へも広がって来たのだろうか‥。

という訳でカモメと戯れながら夜を待ちます。震災後、灯台が再点灯した際、光跡を捉えた写真が福島民報に載った。その写真を見、何度かチャレンジしたがその光跡を撮ることが出来ない。おそらく高価、ないし最近の高感度性能に優れたカメラにての速いSSではないかと想像するが、何方か方法を教えて頂きたいところだ。今回はISO1600で撮ったが私のカメラじゃこれが限界、且つ絞りもあまり開けたくないので当たり前の写真になってしまった。


それにしてもずっと風に悩ませる撮影が続いている。どうせブレるのならブレを捉える方法で撮るしかない。併しながら春の陽光は矢張り良いです。撮り方が上手くなったのかと錯覚するほど、色合いとコントラストに優れていると思うのは私だけかな。


風に語りて - Talk to the Wind -