石川郡平田村 山鶏滝

06日(火)、三日の土曜日に様子を見に行った石川郡平田村大字中倉字菅田の山鶏滝を五日・六日と続けて再訪。土曜日はピーカン及び紅葉の色付きが悪く撮影を断念したが、週が開けて色付き具合はかなり進んでいた。

車を駐車するスペースに簡易トイレが設置してあったが、昨年辺りから滝脇の東屋周辺に移動された。その駐車スペースから約200mほど歩くと滝が見えてくる。

この時期としては水量がある方か。個人的に四年前の秋の瀑布の様を忘れらず、毎年その景観を期待するのだがなかなか出会えない。

山鶏橋を渡ると、弘法大師など多くの修験者が立ち寄って修行したと伝えられる山鶏滝不動堂がある。因みに滝名の由来は富士山から黄金のヤマドリが飛んできたという説、滝の形状が羽を休めるヤマドリの姿に似ているという説がある。

さて撮影を二日間行った理由だが、白丸部の落ち葉の量がちょっと気になったからだ。従って二日目は竹ぼうきを持参。岩場を渡り良い感じに掃いてから撮影を行う。更に二日とも滝と紅葉撮影に適した曇りないし小雨なのでこの機を逃さず通った。


秋 水 ①」~ F8・SS2・ISO400・C-PL+ND100 ~


「秋 水 ②」~ F8・SS8・ISO250・C-PL+ND100 ~


①は落ち葉を掃いた六日の画像、②は掃く前の五日の画像。縦構図の場合、落ち葉があった方が良いと判断した。この滝の形状及び水流は1秒や5秒のSSでは表情に差がない。併しながら曇り空とはいえ明暗は刻々と変わり、SSやISOを変えながら撮影する。


滝近くは常に風があり、特に右側の樹木の葉の動きが治まるタイミングを待つ。加えて明暗を考慮しながらかなりの枚数を撮り、その中から葉のブレがないもの、川面の表情の良いものなどを選ぶ。現像はWBを5400kに変更、紅葉の彩度と全体の明暗を調整する。秋刀魚は目黒に限るじゃないが、先に書いたように個人的に紅葉は曇りや小雨に限るという訳でしっとりとした内容になったと思う。


所で六日の撮影中、足元から鈴の音が聞こえた。私の他に誰も居らず、熊鈴はカバンの中に入っていた。昔々達沢不動滝でも同じような経験をしたが、何者かが近付いてきたのか、それとも何かの知らせだろうか‥。(下の動画はちょうど一年前に撮ったものです)


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