がんばれ只見線!

21日(金)、週明けに雪が降り運転見合わせ、週末には雪が止んで運転再開。此処の所そんな状態が続く只見線であるが、今週もその通りとなり会津坂下駅から先は不通となっていた。

そんな中、この日は会津川口駅まで運転再開となり大沼郡会津美里町周辺で撮ってみる。二週間前に撮ったばかりだがその頃より更に積雪は増え、地吹雪になると道路の曲がり角さえ分からないように、天候は降っては止みそして強風と雪国ならではの冬様相。それでも画像のように突然晴れ渡ることもあり、磐梯山や飯豊山を背景にといった構想も浮かぶのだが‥。

一時は磐梯山が見え隠れするも結局は降り頻る雪や厚い雲に苛まれ、大沼郡会津美里町米田字鴨田乙の桧ノ目踏切周辺を立ち位置とした。二週間前にこの踏切脇で撮ったが、その際の立ち位置は既に雪で覆われており、別の構想でイメージ作りを行う。


がんばれ只見線! ①」~ F10・SS1/800・ISO200 ~


がんばれ只見線! ②」~ F10・SS1/800・ISO200 ~


最初は会津高田方面からやって来る13:32頃通過の下り427Dを撮る。10時台の上り426D通過後に積もった雪を巻き上げ走行する様は、以前も書いたように戦場を突っ走る重戦車の如しだ。↓動画ではその迫力をご覧いただけるが、波をかき分ける高速ボートのようでもあり、予期せず良いものを見せて貰ったように思う。タイトルはこの状態を見て「がんばれ只見線!」の他は浮かびませんでした。


「大寒の汽笛や白き北颪」~ F10・SS1/800・ISO200 ~


此方は平日三両編成、13:59頃通過の上り428D。根岸駅からやって来る様を撮るつもりであったが、帰宅後確認すると全てピントを外しており、upした画像は三脚から外し過ぎ行く後姿を手持ちで撮ったもの。電柱・電線が写っているものの雪煙の状態が無性に良く、有名ポイントである只見川の各橋梁とは異なる普段の何気ない様に惹かれる。


もしかするとその普段の何気ない様こそ会津盆地を走る只見線の魅力なのか、無人駅では列車を待つ人降りる人が居て、そんな光景を思い浮かべながらファインダーを覗けば、ちょっとは鉄道写真家、故真島満秀氏の心境に近付くのかも知れない。


@写真タイトルをクリックするとフォト蔵の大きい画像(別タブ)が開きます。